隊長は無事に任務遂行し、元気に帰って来てくれました。

 

隊長の場合、メインが指揮官だったという事もあり、ちょっと太って帰ってきました。(笑)

 

「やっぱり自衛隊食の缶詰はカロリー高いから太るなぁ。あかんなぁ」

 

という姿と少しふっくらしている姿が面白かったです。さすが関西人、任務完了したら明るい

 

元の隊長でした(笑)

 

 

3.11の経験が一段と精神的に逞しくなっているようでした。

 

それなのに、私は相変わらずでした…。

 

隊長は真面目に私との結婚を考えてくれていました。

 

私は精神が不安定。3.11で余計に…。

 

関西を離れるのが怖い!これが一番でした。余震も何もかも怖くどこにも行きたくなかった。

 

隊長と結婚したら、転勤族。どこに行くにも私は文句は言えない立場です。

 

私は、わがままだと思いました。今は東北には行きたくない、北海道もイヤ、関東もイヤ

 

といっぱいイヤと不安がでてきました…。

 

そして、

 

彼の家族と上手くやっていけるのだろうか?

 

私の妹が今ちょっと拗ねているの、彼はいいって言ってくれるけど、彼のご家族は理解できる

 

だろうか?

 

社宅の生活は大丈夫かな?

 

上官とのお付き合いは…。

 

それに何より自分の体が弱く心配でした。

 

その頃は体だけじゃなく精神状態が不安定でよく精神安定剤を飲んでいたので、これも彼に

 

は伝えていなくどうしたものかと一人考えていました。

 

自分を私は大切にしてこなかったのです!本来人見知りしがちなのに、なぜだか、営業職を

 

志し、やってきたけれど、仕事は頑張ったらできるようになったけれど、隊長にも本当の自分

 

を見せていませんでした。かなり強い自分を演じていました。何もかもが結婚を目の前にする

 

と怖くて前に進めない自分がいました…。

 

結局マリッジブルーは相当ひどく、せっかくご両親にお互い挨拶をして、これから形にするの

 

に私は自ら逃げ出しました…。本当ならは、幸せなはずなのに、私は恐怖で怯える毎日でし

 

た。私は嫌われようと、わざと隊長に、あなたのこういう所が嫌いだから直してね、とか何とか

 

言っていました。私はありがとうが言えない人だったと思います。

 

アドラー心理学に『幸せになる勇気』ってタイトルの本がありますが、あの時の自分はまさに、

 

その幸せになる勇気がありませんでした。

 

隊長との関係を白紙にして、私はちゃんとした人間になろうと思いました。こんな自分じゃ自

 

分で自分が嫌いだからでした。自分が嫌いなのに人を本気で好きになれないと思いました。

 

だから、私は私自身を変えたかった。そして、最低限の健康がいると思いました。体壊して仕

 

事してたら意味がない。幸せのベースに健康がいると痛感しました。もう無理して生きるの

 

を辞めたかった。そんな中『シータヒーリング』に出逢いました。私は確かに変わっていきまし

 

た。彼に対して、縛られていた想いも解放でき、新しい自分として、もっと楽に生きています。

 

隊長にも、『あの時の私に出逢ってくれてありがとう』って冷静に思える自分が今います。

(完)

 

 

お問合せ&ご予約は maikotanaka928★gmail.com

★を@にかえてくださいね

お気軽にイエローハート