ご無沙汰しております。
2014年6月に関東にもどってきました。ただ今、横浜在住です。
2012年7月に東京から京都に放射能避難し、就職活動で苦労するも、11月に何とか就職でき、うまくやっていけるように思えていたのですが、それは、長くは続きませんでした。
以前書いたように、最初は、京都で就職活動していたのですが、京都は仕事が少なく、なかなか見つからず、大阪で就職して、京都から大阪まで通勤することになりました。
2012年11月末に大阪の瓦礫の試験焼却。
この時、息苦しさや不整脈など、心臓に症状が出ました。
東京で原発事故直後に出たのと同じ症状でした。
せっかく避難したのに、このままでは死ぬと思いました。
本焼却になったら、毎日焼却が行われるし、試験焼却でここまで症状が出るなら無理と思いました。
でも、苦労してようやく就職できたところなのに、、という状態で、、
とりあえず、被曝対策をガンガンにして様子をみることにしました。
ウイルス用のマスクを二重重ね。たまたま、会社が地下道の入り口を出てすぐのところにあったので、駅から会社までは、地下道をずっと通るようにして、ほとんど外には出ないようにしました。
でも、実際に2月の本焼却に入ると、あれっという感じでした。
軽く左胸や左背中が痛いかなあ?でも、これ、こりかなあ?というレベル
健康被害について調査していた団体の結果をみても、試験焼却の時ほど、ひどい症状は出ていなさそうな感じです。
放射線量も、試験焼却の時は、遠くまで高くなっていたと聞きました。
どうやら、瓦礫の量が減って、一度に燃やす量が少なくなっていたのではないかなと思います。
とりあえず、試験焼却と本焼却では、汚染のレベルが違う感じでした。
ということで、なんとか、会社をやめずにきりぬけられたのですが、、
子宮がん検診でずっと経過観察だったのが、組織診でも、高度異形成が見つかり、手術することになりました。
結局、組織診3度目にして、ひっかかりました。
お医者さんの話では、細胞診の場合、浅く広くとるので、異形成が見つかっても、組織診の場合は、ピンポイントで深くとるので、はずれたら、出ないのだそうです。
手術は、円錐手術で、簡単な手術なので、局所麻酔で日帰りでもできるということでした。
でも、会社は解雇になってしまいました、、
東京で働いていた会社なら、手術になったとしても、解雇になんてならなかったのに、、
その後、就職活動するも、パートや期間限定の派遣でしか働けず、、
貯金切り崩しながらの生活でこのままでは、就活うつになって、自殺するか、飢え死にするかのどちらかだなあと思いました。
ほんと、メンタル的にまいってしまい、何回も死にたいと思いました。
生きるために避難したのに、避難した意味がなくなってしまいました。
自殺したり、飢え死にしたりするくらいなら、放射能で突然死した方が楽かなあと思って、関東にもどってきました。でも、必ずしも楽な死に方ができるというわけではありませんが、、
避難したら、ぜいたくしなければ、なんとかやっていけるかと思っていましたが、現実は厳しかったです。
避難しても、食べていけるだけの収入がなければ、生きてはいけないです。
生活保護も簡単には受けられないし、世の中、自殺する人、飢え死にする人は、いるわけで、避難したからといっても、助かるわけではないです。
国や東電からの補償なしに避難するのは、かなり厳しいです。
避難している人は、ほんと経済的に厳しい人が多いです。
避難している人でうまく就職できている人は、医療関係者やその他専門職の人。
専門職でもともとフリーで仕事をしていた人。
起業した人。
実家にもどって、家賃はらわなくていいので、アルバイト生活でもやっていける人
介護や飲食業
事務職は、厳しいです。若い人ならあるかもしれませんが、ある程度年齢がいってしまうと、ほんとないです。
正社員は厳しくても、派遣ならと思っていましたが、6社ほど登録していましたが、めったに電話はかかってきませんでした。ネットからエントリーしても、ほとんど社内選考落ち。
介護の仕事をよくすすめられるのですが、私は、腰にヘルニアをもっているので、厳しいです。
以前、飲食店でバイトした時は、かなり腰にきて、日常生活にも支障が出るレベルで、傘を杖代わりにして歩くような状態になってしまいました、、
横浜に住所変更してから、派遣会社から、毎日のようにバンバン電話がかかってきました。一度に2つの仕事を紹介してもらったり、、あっという間に仕事も決まってしまいました。
関東と地方では、同じ年齢、スキルの人間でも、これだけ違います。
会社は、関東に集中しているし、特に今は、関東はオリンピックで景気がよく、人手不足のようですね。
これから、健康被害が深刻化してきたら、移転する企業も増えてくるかなあとは思ってはいますが、、
避難を考えている人の参考までに、京都のハローワークでもらった資料を添付します。
平成25年4月のものなので、少し古いですが、事務職は、100人に対して19件の仕事しかない厳しい状況です。