手術前日、心臓血管外科の医師から説明がありました
診断名…心室中隔欠損症•大動脈縮窄•大動脈弁狭窄•肺高血圧•卵円孔開存
症状…心室中隔欠損の影響により肺への血流が多くなり、左心室にかかる負担が通常の4倍以上となって心不全•呼吸不全を起こしている状態。
大動脈縮窄により下半身への血流が制限されている状態。
術式…心室中隔欠損閉鎖術•大動脈弓再建術•卵円孔閉鎖術
卵円孔は自然に閉じることもあるが、開心術を行うので一緒に閉鎖します。
手術は人工心肺を用いるので
出血•浮腫•感染などの合併症が起こることがあります。
心室中隔欠損の近くに房結節があるため
稀に不整脈を起こしてペースメーカーが必要となることがあります。
手術には輸血が必要です。
術後だいたい数日で人工呼吸が外れ、
1~2週間ぐらいで一般病棟に戻れる予定ですが
現在、肺高血圧が進行しているため抜管に時間がかかるかもしれません。
術後1~2ヶ月程度で退院できると思いますが、
半年~1年程度は在宅酸素吸入が必要になると思います。
