昨日の休みは コロナ禍は遠ざかっていた
独りで暮らす叔母に会いに行きました。
従兄妹達が家を出て、叔父が亡くなってからは
1人には大きすぎる家で暮らす叔母。
庭では小さな畑に野菜を育て、花を育て
リビングやダイニングには娘や孫たち、叔父の写真を沢山飾り
ひとりでも楽しく快適な生活だと叔母は言う。
叔母の家に行くと いつも
空気が洗われるような美しいクラシックギターが聞こえてくる。
アルハンブラの想い出。アランフェス。鳥の歌。
どれも美しくて優しくて悲しい旋律。
叔父は若い頃クラシックギターのプロを目指していたそう。
子供の頃は確かに叔父がクラシックギターを奏でるのを見ていて
普段は子供好きで明るくて、タケちゃんマンみたいなおじちゃん。と思ってたのに
ギターを弾き始めると別人になるのも見ていた。
プロのギタリストという夢を諦めて、安定した幸せな家庭を築いた叔父。
休みの日には部屋に籠り、食事も摂らずクラシックギターを何時間も引き続ける叔父を
 “パパは変人よ。”と 叔母が言っていた。
子供の頃、私が遊びに行くと
日曜の朝はTVで“題名の無い音楽会”を見て、
その後は優雅で力強いクラシックのレコードを聴かせてくれた。
叔父の持っていたオーディオセットは音質が凄く良いと子供ながらに思っていた。
叔父が亡くなっても 叔母の家に行くといつも
クラシックギターの心が洗われるような音色で迎えてくれる。
帰るとき、叔母が断捨離をして要らなくなった物を沢山持ち出してきて
持って帰って、棄ててもいいから。と言う。
要らないを連発した私がコレ☝️だけは受け取った。
バンブーの風鈴🎐
今日からmai maiの入り口で風に吹かれてコロンコロンしてます🌬️♪♪♪
ペロッグ音階の不思議な旋律を奏でて 異国の午後みたい。
その音に誘われて 黄色い蝶々が飛んできた。
ヒラヒラ ヒラヒラ ずっとmai maiの周りを飛んでいた。
何を伝えに来てくれたのかな🦋
4月だからかな。Kちゃんなの???
そうかな。だからバンブーの音に??
音と想い出。
音と記憶。