https://news.yahoo.co.jp/articles/8519b05ba751c13a5e1876845cfc5b75aa38e6b7?page=1


新司法試験制度ができる前に法学部を卒業した者としては、法科大学院は文科省と法務省の妥協の産物だと思っていて、一時は雨後の筍のように乱立して、結果、無惨にも募集停止や廃止した大学院もある。


多様な法曹を養成したいいう理念は間違ってないが、法科大学院を修了して司法試験合格、司法修習修了したら、最短でも26歳になってしまう。

旧制度であれば学部卒で修習修了すれば23か24最短なわけで…。

法曹としてのこの2年の差は大きい。

まして法科大学院3年で一発合格できなければ、更に年齢は加算されるから、27,28歳で弁護士になるわけで、これでは、弁護士としてはものの役にたたない。


だから、社内弁護士、企業弁護士になるんだが…。

プライドばかり高くて、ビジネスを知らないし、さりとて訴訟実務、登記実務をしらないから、ただの有資格者でめんどくさい奴になってしまう。


なので、リンクのような貸与型の奨学金や教育ローンで行くような大学院ではないのです。


うまく司法試験に合格できればよいですが、短答式の合格率が22%程度なわけで、5人に1人しか通過できず、通過しなければ記述は採点されない。記述をクリアしても口頭試問があり、司法修習でも試験があるので、ハードルは高いんですよね。


まぁ、勉強が得意な奴が合格するわけで、弁護士としての能力は実務で磨くしかないのですが…法科大学院は無駄に裾野を広げるので、あれは、旧制度以上に不幸な人間を生み出しますな。


法科大学院出身の弁護士、なかんずく企業弁護士で人間性が優れている奴に出会ったことないです。


その意味では、同じくらい会計専門大学院。つまり公認会計士も同じくらいだと思うと、旧制度のほうがかなりマシだったな…と思います。