閑話休題。
宝塚歌劇団で、タカラジェンヌであったことを足掛かりに芸能界に出ようとする人もあまたいると宝塚OGの知人から聞いている。
たしかにこの四半世紀を眺めても、そんな気配はなきにしもあらずです。
が、タカラジェンヌは一般芸能界では通用しない。
つまりテレビでは使えないのだ。
ヅカファンには耳の痛い話なので、ここから先は読みたい人だけ読んでくださいね。

歌。二流です。声楽家やオペラ歌手をしている知人に言わせると、基礎がだめ、声の出し方が、男役はテノールでもバスでもなく、なに?。娘役は裏声。
バレリーナの知人からは、バレエの要素を入れたダンスシーンは、酷くて見ていられない。基礎がだめ。
日舞をしている知人からは、型がなっていない。
つまり、宝塚音楽学校で学ぶことは、素人の習い事の延長でしかない。
ただ、トータルで芝居、ミュージカル、ショーを見たときに、華やかだからお金が貰えるレベルなんだということです。
だからでしょうね
トップスターが退団しても、テレビや舞台で主役級のキャストに選ばれるのは限られた人だけ。
例えば、花總まり。彼女は舞台人になるために、宝塚式の発声ではなく、舞台人の発声を学び直したとか。
例えば、大地真央さんや天海祐希さんはテレビ映えしますよね。宝塚臭さがないですよね。
涼風真世さん。もともと歌声が良いから舞台、ミュージカルに主役級でてますよね。黒木瞳さん。テレビ映えしますよね。剣幸さんも舞台映えがよく、よくとおる声ですよね。

でも、それ以外の方は地味にジャズバーやラウンジとかでリサイタルをひらくとか、小さな芝居に脇役ででるか?ですよね。



演劇、舞台、テレビなどいずれの芸能分野でも、退団直後は宝塚時代のスポンサー推しで使って貰えても、やはり一般芸能界では使えないから、徐々に使われなくなる。

だから、逸翁が目指した古きよき日本の花嫁学校に戻るべきなんだと。
そう、男女平等は必要だし、否定もしないが、そもそも芸能分野で生きていくには自力が足りないのだから、いつまでも宝塚、東宝に頼って系列のホテルでディナーショーをしたりして、自己満足してないで、現実を見た方がよいと思うのです。

むしろ地道に小さな舞台やショーに出ている方が、うんと素敵だと思うのです。

なので結果的に、「じり貧を避けようとしてドカ貧になる」ようなことは避けてほしいし、晩節を汚すようなことにならないでほしいなとおもいます。