歳が近いこの方は、

何ヶ月かに一度のペースで会う知人だ。

お酒は飲まないが、とても美食家で

お店をよく知っているし、お金払いが綺麗だ。


お会いする前日はお寿司だと伝えると

焼鳥をチョイスしてくれた。

コロナ禍なのですんなり予約が取れたが

普段は中々予約が取れないお店らしい。


お寿司もそうだが、焼鳥もコースなので

メニュー選びが楽で良い。

お酒の提供をしてなかったので

この日はノンアルで過ごした。

一品料理も美味しく、

茄子の煮浸しが絶品だった!

比内地鶏も名古屋コーチンも

希少部位も全てが美味しかった。


共通の知人の話し、オリンピックの話で

緊張もせず数ヶ月の間を埋める。


お店を出ると、当然の如くホテルに誘われた。

以前寝たことがあるので、

彼の中ではそれも含めてコースなのだろう。

少しゴネてみたが、押しに弱い私は

結局この日も押し切られてしまった。

唯一有難いのは、

ラグジュアリーホテルを押さえてくれるところだ。

しかも部屋をアップグレードしてくれた。

ノンアルでHをするのは勇気がいる。

気持ちはそれほど乗らないが、

体の相性は良いのだろう。

自分でも驚くほど潤ってしまった。

彼もとても喜んでくれる。

立て続けに2回。

年下のこの方はやはり若い。

変なテクニックなど使わず(笑)、

力強く抱いてくれる。


気持ちが揺れた時期もあったが、

落ち着いてみると完全なセフレ枠だ。

過度な期待もしない。

お互いの事を必要以上に知ろうとしない。

利害一致。


彼氏がいない今、

私にはこのくらいが丁度良いのかも。

今は、あの頃のような感情は持ちたくない。

好きな気持ちが大きくて

不安になったり、上がったり、

そんな不安定な感情に振り回されたくない。

かと言ってまだ女性としての性を捨てたくない。


だから、これでいいんだ、と

頭では納得したフリをしている。