【動物性脂肪を控える】
体内のコレステロールの約80%は肝臓で作られています。その時の材料になるのが、動物性脂肪が多い食品です。具体的に言うと、豚バラ、ベーコン、ウィンナー、ひき肉、鶏皮、チーズ、バター、牛乳、菓子パン、惣菜パン、クッキー、チョコレート、アイスクリームなどの、洋菓子、油で揚げてあるスナック菓子、などです。美味しいところばかりなので、残念に思われる方も多いかもしれません。ただ、食べてはいけないわけではなく、1日の摂取頻度や量を調整する必要があるということです。
【朝食どうしたらいいの?】
朝食が、目玉焼きとウィンナー、またはベーコン、牛乳、トーストであれば、朝食だけで、結構な動物性脂肪が取れてしまっています。なので、昼は魚定食にするとか、自宅で簡単に食べるのであれば、納豆ご飯と味噌汁ぐらいにしておくようにしましょう。また、朝簡単に済ませたくて、コンビニやスーパーの、菓子パンや惣菜パン、クロワッサンやデニッシュ系のパンを食べている方は、クルミパンやフランスパン、ベーグルなどバターが少ないパンに変えることもお勧めします。また、毎日飲んでいる牛乳をたまに、豆乳に変えてみたり、ウィンナーやベーコンををハムにすると、動物性脂肪は大分減ります。もちろん、ごはんと納豆や味噌汁の朝食に変えるのもお勧めです。
【昼食どうしたらいいの?】
昼が外食やコンビニになる方は、カレーやハンバーグ、とんかつや唐揚げ、オムライス、クリームパスタやミートソースの頻度を少なくして、魚定食や和風パスタ、魚介トマト系のパスタを選んでみると、動物性脂肪は大分減ります。
【夕食どうしたらいいの?】
肉野菜炒めをする際に、豚バラではなく、豚もも肉や豚小間に替える、ひき肉のハンバーグには豆腐を半分混ぜてみる、魚がメインの日を増やす、鶏肉を焼くときは鶏皮をはいで使うなど、すると良いと思います。
【甘いものやデザートが食べたいどうしたらいいの?】
なるべく洋菓子、アイスクリームを避けて、シャーベット系、果物、せんべい、和菓子などを選ぶようにしてみましょう。ただし、甘いもの摂りすぎも、ビタミンCを消費し、LDLコレステロールを酸化させてしまう原因になりますので、食べすぎは注意しましょう(;^_^A
はい、今回はちょっと厳しい内容だったかもしれませんが、いかがでしょうか?いきなり全部控えるのではなく、まずは、肉の脂身から控えてみるとか、洋菓子を控えるとか、ご自身が取り組みやすそうなことを1つだけ選んで続けてみましょう! 次回はLDLコレステロールを下げるために食べたほうがいいものをお伝えします。