これは、うちの子が再び教室に戻るまでの記録です。


「休んだら、行くタイミングをなくした。」

どうして学校に行きたくなかったのか、最後は本人にも分からなかった。

「誰かに「どうして休んでたの?」って聞かれたら、なんて答えればいい?」

そう考えると、学校に行くことができなかったみたい。

私は、「ちょっと風邪が長引いて休んだら、行くタイミングがわからなくなって休んだ。って言えばいいんじゃないかな?何でもいいんだよ。」って言った。

子どもは、「嘘ついていいの?」って

嘘をつくことを気にした。

「この嘘は、誰のことも傷つけないし、誰かが嫌な思いをするわけじゃないから大丈夫だよ。」って言った。

それで楽になったかな?

「学校、行く。」

登校することに。しかも、教室登校。

暗闇から、少し光が見えた気がした。

でもまだ、登校班での登校はできないから、私が朝、車で送って、給食前に迎えに行って一緒に帰るところから始めた。

木曜・金曜の2日間だったと思う。

「月曜から給食、食べてみる?」って聞いてみた。先生も、「この学校の給食はおいしいでしょ?」って言ってくれた。

月曜から給食を食べて、6時間目まで授業を受けて、歩いて帰るようになった。

でも、誰よりも早く教室を出て、一人で急いで帰ってきてたみたい。

それも、この子のペース。

ま、いっか。

また少し、光が見えた気がした。

頑張ったね。

うちの子も、私も、褒めてあげたい。