ナス夫です。
日本の木造住宅建築をしている工務店や建設会社は、自社の商品を宣伝するのに、法隆寺のことを例にして、木造住宅の良さを謳っている会社が多くあります。
木造の住宅が、鉄骨造やRC造(鉄筋コンクリート造)に比べてなにが良いのかを、お客にわかりやすく説明しています。
木造の建築物を長持ちさせるには、
①深い軒
②構造材(柱や土台)を地面から離すことにより、床下に風を十分に通すこと
③単純なプランと単純な架構
③適切にメンテナンスをすること
簡単に言うとこの4点だけです。
なぜ法隆寺以前の建物は、現存していないのか?
法隆寺が1500年間残っていなるのは、法隆寺を建築した職人がそれまでにはなかった工法に挑戦したことが大きな要因です。
法隆寺以前の建築では、敷地に深く大きな穴を掘って柱を埋め、固定した柱に梁をかけて構造を組んでいました。簡単に言うと「掘立式」です。
近年、出雲大社の神殿跡が発見され、その柱を埋めた穴の寸法から、その建物は20メートルを超える高さがあったとの報道がされましたよね。
でも「掘立式」にすることにもそれなりの理由があったのです。
それは地震です。 日本は地震の国です。足元を固めないと建築物は倒れてしまう。だから建物が大きくなるほどに、柱は太く、その柱を埋める穴も深いものになっていました。
結果、地震には強い建物は建ちました。しかし、「木を土に触れさせると、必ず腐る」のです。
法隆寺の仕事を請けた大工は考えたのでしょう。木の腐りを防いで建物を長持ちさせるにはどうすればよいのか。
答えは、「高床式」です。
続きは次回に