知られたくない過去を誰かに話す日が来るならそれは今なんだろうか________








真っ直ぐに俺を見つめたその瞳に嘘をつくことは出来ない、そんな風に感じていた





「何があったの、大学生の頃」


潤のその言葉に隠していた暗い過去が開く音がした________





「俺が大学生の頃________________」



















あんな思いはもうしたくない
あんな経験はもうしたくない
見たくない
聞きたくない
何もかも








「翔さん________」







初めてだった、自分の過去で泣くなんて
泣いたら負け、そう思っていたからこそ泣くなんてことは絶対にしなかった








でもわかってたんだ、自分の心の中に誰かに聞いてほしいと思う心があることを、誰かに頼りたいと思っていたことを







「俺に頼ってよ」







潤のそんな言葉を聞いた時、あぁこの言葉を待っていたのかも、そう思ったんだ