卒業論文のテーマ 「和菓子」

和菓子について
和菓子とは日本の伝統的な菓子のこと。明治時代以降にヨーロッパなどから新しく日本に入ってきた洋菓子に対する言葉である。
一般に緑茶に合わせることを想定して作られており、日常的な茶請け菓子として親しまれるだけでなく、茶の湯との関係も深い。そして、四季との結びつきが強いことも特徴の1つである。
和菓子の現状として、会社が和菓子を買う法人需要よりも贈答品需要の方が割合が多い。
和菓子の特性としては、商品の寿命が極めて長いこと。そして、季節感のある商品や芸術的な表現で具象する手作りの魅力、健康的な材料を使っていることである。
まとめとして、和菓子産業が今後大きく伸びる傾向は低い。菓子産業全体の市場は成熟しており、今後大きな伸びは期待できず、品種間競争や企業間競争は激化してくると考えられる。しかし、全く伸びないわけではない。最近では、海外からの注目を浴びているからだ。海外では、日本の和菓子がとても素晴らしいと評価されている。もちろん、美味しいという理由もあるが、1番はその造形である。海外にもたくさんのアートがあるが、群を抜いているのが和菓子だと思う。繊細な技術、機械、そして職人がいないと作れないからだ。日本に来た観光客は、必ずと言っていいほどお土産で和菓子を買う。私の家の近くの和菓子屋も海外からの観光客で溢れている。
現在の売り上げは少しだが、伸びてきている。私は、和菓子が無くなると観光客が減り、和菓子産業、そして、日本の経済にとても影響が出ると思う。今後も、現在を維持し、少しでも成長していけばと願わんばかりである。