目を閉じて、ゆっくりとおやすみ。

目を閉じて、ゆっくりとおやすみ。

舞原つばきのブログ。
本の話とか音楽の話とか、思ってることとか。
短歌書いたり小説書いたり仕事したり。
創作活動の一端として。

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どうしたって本音とタテマエというのはついてまわるもので。


本心では全然是ではないことが、

表面的には是であってしかるべきで、

是と答えなければならない


なんてことはたいして珍しいことでもなんでもない。


「自分の気持ちに嘘をつくな」


って言葉もよく聞く。

でも、

嘘をつかなきゃならないときだってある。


嘘をつかなければ、

いまのこの関係は壊れてしまう。

それはわかりきっている。


だから私は口を閉じる。

ついでに目を細めて、

右側の頬だけをななめに持ち上げて、

笑ってみる。


そんなの当り前じゃない


という顔をする。

もしくは


そうなの、あなたはそう思うのね?


というニュアンスをにじませる。

もちろんどっちも本音ではない。


あなたが


「すきなほうを選んでいいよ」

「すきにしたらいいよ」


というとき、

それは決して選ばせようとしているのではない。

あなたのなかでは、

ひとつの答えが出ているか、

もしくは


あなたも迷っている。


だからわたしに選ばせようとする。

自分はきちんと確認をとった

彼女がそれで良いというのだから、自分もそれで良いのだ

と、自分を納得させようとしている。


だから私は、

選ばせてなんかあげない


…というフリをする。


本当は揺らいでいる。


どちらがあたなの望む答えなのか

どちらを選べば、このままこうしていられるのか


そんなことばかりを本当は考えている。


選びたくなんかない。



いつまでだって、

こうやって怠惰なままで、

あなたと居てみたいと

そんな退廃的なことばかりを考えているのだ。

本当のところ。



Salyuの[Dramatic irony」という曲がとてもすき。

この菓子は小林武史が書いているそうだが、

小林武史、

女心わかりすぎてて信用ならねーな。笑

と思ってしまったのである。



いつもあなたを想った

考えるよりも早く

ほかの誰彼とじゃれあっている隙に

いつもあなたといられた

それがすべてと思った

こうして全てが朽ち果てていく少し前



今日はこれを聞きながら、

いつもより少し早めに眠ろうと思う。