海外で事故死計画後、

残った家を高く売れるようにと

自分達でリフォームを始めた頃

もうひとつ不思議な出来事があった。

 

 

出ていった娘から

4年ぶりにメールが来た。

結婚します。

あちらのご両親と会って欲しい。

彼も挨拶がしたいと。

 

私はすぐ、おめでとうと返し

ご両親と会う事、彼氏の挨拶、快諾した。

その後すぐ籍を入れ結婚式は来春の予定。

授かり婚?と思ったけど、仕事の都合らしかった。

 

その頃から

スカイプチャットで色々話すようになった。

東京の長男と3人で繋いで話すこともあった。

カフェで待ち合わせして何時間も話したり

カラオケや買い物も一緒に行くようになった。

 
結婚して3か月ぐらい経った時

娘からまこに電話があった。

 

「助けて」

泣いていたらしい。

 

晩御飯をそのままにして

まこは、娘の家に飛んで行った

連れてかえってきた娘は疲れていた。

 

娘はすぐ寝た。

死んだようにぐっすり。

 

3日ぐらい経った時

 

別れたい。

 

娘がぽつぽつ話した。

 

相手の立場ばっかり優先して

自分を後回しにし続けた

娘の心は疲弊してた。

睡眠障害、うつっぽい症状が出て

薬を飲んでるといった。

浮気とかではなく

精神的に痛めつけられていた。

 

帰って来てもいい?

 

 

ダメな訳ない。ここは娘の家だ。

 

まこは娘に

「なんかしてほしいことあるか?

 なぐったろか?」

娘はそれを苦笑しながら断り

荷物を運んで欲しいといった。

 

まこは、相手がいない間に

娘と一緒に家に行き、荷物を全部運んできた。

 

相手は離婚に同意はしていないので
しばらく別居という形で。
3か月後に離婚した。
この間、彼からは一切連絡がなかった。
 
東京にいる長男から
平日の昼間にメールが来た。
 
「つらたん」
「帰ってもいいですか?」
 
私はすぐ
 
「いいよ、帰っておいで」
 
と返した。
 
その夜、長男は着の身着のまま
帰ってきた。
 
リフォームが終わった長男の部屋で
すぐ寝た。
晩御飯を食べてまたすぐ寝た。
翌日の昼まで。ぐっすり。
 
そのまま有給を使い
長男は会社を辞めた。
 
甘すぎるって言う人もいたけど
 
長男も娘も
限界まで頑張っただろうし、
悩んで悩んだ末の結論だと思うから。
なんで?とか
もう少し頑張れとか
言う気はないし、言えない。
 
というか私ら夫婦だ、、、
海外で事故死計画も
こんな感じで流れていった。
 
何の為のリフォームかわからなくなったけど
残った作業を淡々とこなす
私とまこだった。
 
転機って言葉あるけどそれ?
ってか風水? 
色々動き出して考える暇もなかった 笑