一時期、雑誌や本で言われていた、

「嫉妬は何も生み出さないから手放しましょう」

という考えに関して

私は、

「手放す必要は無く、その現象への理解を深める事が一番大切」だと思っています。

以前「感情はホルモンが起こす現象でしかない」という記事にも書いた通り、

私たちが感情を感じている時、必ずそこにはホルモンが関係しています。

『「感情」はホルモンが起こす反応でしかない』感情、気持ちって何だろうと高校生ぐらいからずっと考えていて、今の所の自分なりの結論は、「感情、気持ち＝ホルモンが起こす反応でしかない」と思ってます。 …

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つまり、そのホルモンが放出される「きっかけ」があるから感情を感じているのです。

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基本的に「嫉妬」は「ノルアドレナリン」が放出されると感じる感情です。

ノルアドレナリンとアドレナリンが放出されると、

目の前の恐怖や不安に対して、体と脳が戦闘モードに切り替わって立ち向かうことが出来たり、

アドレナリンの効果も相まって、心拍数が上がって積極性な行動を起こすことにも役立ったりもします。

つまり、私たちは目の前に「不安」や「恐怖」を感じると、

自ずとそのようなホルモンが出てくるように設計されているのです。

そこから読み解くと、

「嫉妬」を感じるとき＝何かに「不安」や「恐怖」を感じている

という状態になります。

そこには、自分の価値観が根っこにある事が分かります。

よく聞く分かりやすい所で言うと、

・ブランド物のバックを持っている人のSNSの写真に嫉妬してしまう

＝自分が持っていない物を持っている人が居る

＝自分は物を持っていない

＝自分は不足している

＝不足しているという感覚から、生命の危機を感じている

＝恐怖を感じている

もしくは、

＝自分が持っていない物を持っている人が居る

＝自分はそれを買うお金が無い

＝お金の不安を感じる
＝自分は大丈夫なのだろうかという生活の不安を感じる

という風に、

・「ブランドバック」を持っている人の写真に嫉妬する

という感情は、

ただ、その写真を見ると「恐怖」や「不安」を感じる構造になっているだけなのです。

つまり、

「自分にとってブランドバックを持っている人を見ると、

不安や恐怖のホルモンスイッチが押されてしまうんだ」

という理解をする事ができます。

そこでもし、

「同じブランドバックを自分も買えば嫉妬しなくなる！！」

と思って買ったところで、

誰かがまた別の物を「持っている」だけで同じスイッチが入るので、

永遠に買い続けてしまうだけになるのです。

また、

「嫉妬は良くないから、こんな感情は手放そう」

といくら思った所で、

感情はホルモンによって起きるので、

ホルモンを出さないように体に負荷をかける状態になるだけです。

どちらも結局はどんどん無理が重なっていくだけなので、

いつか必ず爆発します。

もしくは、

ホルモンが全然出なくなるように体を老化させるくらいしか方法はありません。

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注目するのは、

「ブランドバックを持っている人を見る＝ホルモンスイッチが押されて恐怖や不安を感じる」

という構造だけです。

つまり、

「嫉妬を手放す＝ホルモンが出ないような体に無理して変える」

よりも、

「自分のホルモンスイッチを理解して、自分はどうしていきたいのか」

ということを考える事が大切です。

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あまりにもそういう感情を感じすぎて疲れてしまうのであれば、

「ホルモンスイッチから離れる」

＝SNSやそういう写真を見ることから離れる

ことも一つです。

もしくは、

その感情を上手く活かすのであれば、

「オーダーメイド品を買うなどして市場を活性化させる」

＝世界に一つだけの作品が手に入りやすくなり、

　周りが持っていない物を自分が持っているという安心感を得れれば、スイッチは入りにくくなります。

もしくは、少し壮大な話ですが、

「世界で一つのオリジナル作品を作る会社を立ち上げる」

＝上と同じで、世界に一つだけの作品が手に入りやすくなるし、

　それによってお金の不安が解消されれば、更にスイッチが入りにくくなる。

という風に、

変わっていきます。

今回挙げた話は一つの例ですので、

自分が「嫉妬」を感じた時は、

自分を理解できるチャンスです。

ぜひゆっくりと自分を見つめてあげてください♪

嫉妬とハサミは使いよう