占いと名の付くものを扱う人の言葉ってすごくパワフルで、良くも悪くも言い切る形で相手に相手の事を伝えることが多い。
だからこそ、占いの結果や占いの世界観だけで物を言う事の危険性や、自分の読み方だけが唯一の正解ではないということをちゃんとわかっていなきゃいけないよなーと最近よく思います。
私は主に占星術を扱うけれど、占星術の世界観から相手に伝えようと思った時には、
「○○さんは月が○○座だから、その状況は辛いですよね、もっと○○を大事にできる工夫してみるのどうでしょう?」とか
「その分野のこと扱うのは、○○さんの金星にとって心地いい環境なんだと思いますよ!」とか
めちゃめちゃざっくり言うとそういう言葉を使う。
ある意味占いって分類だし、切り分ける作業だし、
単純に言うと「あなたの世界観はこれね」と渡す作業にもなる。
勿論、それが当てはまっているからこそ占星術はこれだけ長く
研究されてきたわけだけれど。
これって言い方悪く言うと一種の「決めつけ」にも似た行為で、
だからこそ、取り扱いに注意しなければいけないと思う。
獅子座の人は全員、自己肯定感が高いというわけじゃない。
(アスペクトやハウス云々は置いておいても)
月魚座の人が全員繊細でか弱いわけでもない。
この天体が○○座にあるからという情報だけで、相手のことを決めつけるのは
下手をすると暴力になってしまう。言葉の暴力。
それに、その人が「こうしたい」という想いを奪うことにもなりかねない。
「○○さんは○○座だから多分それは向いてないよ」
みたいなことを言ってしまうとね。
もしくは、
「今年そういうことする年じゃないからやめとけば?」
とかね。
そう、私は占星術は生きる勇気を与えてくれて、
自分の可能性を無限に拡げてくれる素晴らしいツールだって思うけど、
上のように、可能性を狭めるツールとして使う事だってできてしまう。
(HSPという概念も同じような危険孕んでいるのでは…?と感じる私です)
だから、“占い”を扱うということは、自分の言葉にパワーが生まれてしまうという事。
そして、自分の価値観が無意識に、占いの言葉の中にするりと入り込んでしまうという事。
占いを扱うという事はパワフルなだけに、慎重に扱わなくちゃいけない。
そして、誰かに向けて占いをする人は、人生観とか価値観は、常にアップデートしていく必要があるんじゃないかな。
私自身、占いに苦い思い出があります。
だからこそ、こういう想いは定期的に出てきてしまう想い。
占い師は、占いの腕を磨くことも勿論大事だけど、
それ以上に人生観の方が重要な気がしている、最近のまいでした*
珍しく大真面目に記事を書いてしまった
でもきっと、共感してくれる占い師さんも、どこかにいるんじゃないかな~って思ってます