今回は「顎裂手術と口唇裂修正手術」についてのお話。
たっくんは小学3年生の冬に顎裂手術を受けました。その手術を受ける時に前から気にしていた口唇裂の手術痕を修正することにしたんです。
子どもは無邪気で悪気無く言葉を使います。
しかし、時にそれは辛辣な一言となり、相手の心に抜けない棘となり深く突き刺さることもある…💦
小学2年生の頃のこと。
とあるお友達が、たっくんの口元にある手術痕をまじまじと見つめて…
『おまえの口のここ、チャックみたいだな』と言ったんだそう![]()
帰宅して、私にそのことを話しながら、たっくんが初めて悔し涙を流しました。
幼稚園の時からそれまでも『なんでそんな口なの?』『変なかおー!』など軽口を叩かれることはありましたが、いつもニコニコ笑いながら受け流してきた、たっくん。彼のそんな処世術をもってしても、さすがにその一言は抜けない棘となったのです。
顎裂の手術を行う頃になると、検査などで通院回数が多くなり、主治医と話す機会も増えました。そんなある日、診察中のこと。
『先生、僕のここ、綺麗になる?』ってたっくんが口元を指さしながら先生に話したんです。
先生も『うん、できるよ。だけどね、手術できる皮膚の面積には限りがあるから、一生で何度もはできないんだ。今回綺麗にするのはできるけど、今回がいい?』と優しく話してくれて…
『うん、僕は綺麗にしたい。お友達に、僕のここ、チャックみたいだって笑われたんだ
』
『そっかそれは辛かったね。よし!綺麗にしよう!何も心配するとことは無いよ。大丈夫!だからこれからも何かこうしたいとか、君に希望があったら言うんだよ。一緒に良い方法を考えよう
❗️』
そう言って、先生は笑ってたっくんに話してくれました。たっくんもホッとしたように笑っていました![]()
顎裂の手術の前にはCTや3Dの画像撮影など、今までの術前検査ではなかった検査項目もありました。それ以外にも、矯正歯科での処置などもありました。
顎裂の手術は、裂になってしまった左上の歯茎の骨を作るため、腸骨(骨盤)の一部を砕き、骨髄を取り出し、歯茎の中に移植を行います。なので、口周りだけじゃなく、腰にも痛みがあります。また、大掛かりな手術となるため、入院期間も1週間から10日と長めになることが多いです。
たっくんは一週間の入院でした。
ちょうどコロナ過だったこともあり、付き添い入院はできず、面会にも時間制限がありました。一人っ子で甘えん坊な子だったので、それは親子共々不安が大きかったです。そこで、甘えん坊なたっくんのためにキッズ携帯を用意しました。いつでも電話もメールもできると知って大喜びでした![]()
(入院中は起床前から消灯時間まで電話攻撃でしたが笑)
手術は約6時間
前日の夜から食事が取れないので、翌明け方まで摂取可能なポカリやアクエリをたくさん買っておきました。
赤ちゃんの時の手術とは違って、手術着を着て歩いて手術室に向かいます。私たちは手前の待合室で手術が無事に終わるのを待ちました。
術後のたっくんは、やはり上顎は腫れ、唇も修正したので膨れています。どこよりも腰が痛いのだと訴えていました。それはそうだよね、、寝ていても何してても痛いはず。
だけども、子どもの回復力って本当にすごい!
次の日から小児病棟内を散歩していたそうです。
先生からも『早く歩き出すのは良いことだよ。』と言われたそう。そして、退院まで小児病棟内でたくさんの子どもやお母さん方、そして看護師さんや小児科の先生とお話ししたそうです。
その後、術後は順調に回復し、予定通りの退院となりました。学校は冬休みに入る寸前でしたが、終業式は行きたいというので行かせることに。私としては、回復期だったので、そのまま冬休みを迎えて欲しかったのを覚えています。
口唇裂の手術痕は、前のようにチャックのような縫い目ではなくなりましたが、やはり赤くケロイド状になりました。その赤みはなかなか落ち着かず、ここ一年くらいでようやく目立たないようになりました。赤ちゃんの時とはいろいろと違いがあるのだと思いましたね。たっくんは自分が思っていたよりも手術痕が無くならなかったことに始めは残念がっていましたが、こんなもんか…と、割り切ることができたようです。そして『もう今後は口の修正はしなくて良いや』と受け入れてくれたようです。
腰はやはりズキズキとした痛みが長引きました。
今でも気圧の変化で疼痛があるようです💦
書き忘れていることも多い気はするけれど、何月が経った今は忘れてしまっているのだから、きっと取るに足らないことだったのでしょう![]()
あとは矯正歯科のことを少し書いていきたいと思います。




