The Only Neat Thing To Do

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 雫井作品初読みです。

 デビューしたばかりの新進作家である待居涼司が日本クライム文学賞を受賞するところで始まる。その受賞作「凍て鶴」に映画化の話が持ち上がる。監督・脚本・主演には鬼才小野川充が選ばれる。
 
 彼は凍て鶴のヒロインである美鶴に、かつて世間を騒がせた自殺系サイト「落下の会」の主催者木ノ瀬蓮美を重ねて表現したいと考え、その調査をライターの今泉知里に依頼する。

 彼女が調べ始めると俄然物語に勢いが増し、読むスピードがアップする。そして落下の会に待居に似た男の存在を突き止める。

 今泉は果たして小野川の思い通りに調査しているのか?待居の狙い通りにうごいているのか?自分の意志で嗅ぎまわっているのか?
 
 クライマックス近くの緊迫感はたまらない。恐怖でゾワーってなります。そしてラストの後味悪さが癖になりそう。

 別に自分に自殺願望なんて無いけど、落下の会のことが分かってくると惹きこまれ、これもありかな?なんて思ってしまうから不思議。


 他の作品も読んでみたいです。
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 とってもアンフェアだった「推理小説」に続く雪平夏見シリーズ第2弾。今回は全然アンフェアではありません。

 先ずは、余命1年と宣告しなければいけない医師と患者のエピソードが語られ、次いで生後三ヶ月の赤ん坊が誘拐されるという事件が発生する。勿論捜査には特殊班があたるが応援として雪平が参加する。

 ここまで読んだらもう止まらない。事件の展開や捜査の進捗も気になるが、雪平の掟破りの捜査に魅せられてページを繰る手が本当に止まらないんです。

 やがて奥多摩で赤ん坊の物と思われる遺留品が発見され、そのそばから死体が発見される。この死体の身元は一体誰か?犯人は誘拐犯なのか?医師と患者はこの事件にどう絡んでいるのか?



 前作よりもキャラクター達が生き生きとしている気がします。感情移入がしやすくなっているんですね。


 第3弾も楽しみです。
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 春口裕子さんの「イジ女」をテーマにした短編集です。

 女の敵はやっぱり女なんだなぁとしみじみ思う程イヤーな女のオンパレード!そしてそれに負けず劣らずイヤーな男が出てきます。イイなあと思える男は数人で殆どがどーしよーもない男!

 それなのに読み出したら止められない。負のパワー恐るべし!です。

 割と気に行ったのが、読んだ後ちょっとスカっとする「目立とう精神」。女の敵は女だけど、女の味方も女だなと思える「あんぽんたん」。職場でのいじめが何かリアルで、最後はホラーチックでゾワーってなった「イジ女」。



 春口裕子さんの作品を読むのは2冊目なんですが、どちらも短編集で文庫ではもう1冊「女優」という長編があるのですが、どこにも置いていないので(品切れ状態)まだ読めてません。