朝の血圧測定、検温、をしに病室に来る看護師。

隣の人には元気におはようございます、赤ちゃん可愛いですねー!!って大声でこっちまで聞こえてくるように言ってたのに。

私には小声で蚊のなくような声でおはようございます?
赤ちゃん残念だったね。と気持ちのこもってない言い方。


昨日の人のほうが良かったなー
赤ちゃんと二人きりが最初で最後の夜からの朝

普通におはようございます!体調は、いかがですか?といってくれて、可愛い赤ちゃんだねー♡ほんと寝てるみたい♡と赤ちゃんのほっぺツンツンしてくれた。





この差は何?





朝ごはんを食べ終える頃に親に迎えに来て貰い自宅へ。


そして朝からまたお坊さんに来ていただきました。葬式の時には義両親、義妹夫婦、義姉も掛けつけてくれてお経後お昼ご飯食べてからみんなで火葬場へ行きました。
胎児には戒名つける人なんていない!つけるのはおかしい!と言われたけど産まれててもおかしくない週数だったからとお願いし戒名を付けて貰いました。

お経終わり、これが顔見るの最後だよ。と言うとき坊やの退院時に着せるつもりで買ったベビードレスに着せ替えました。
坊やに買ったおもちゃ、まだ月齢的に食べることが出来ないけど幼児菓子、炊いたご飯に紙パックのお茶、ミルクに…と沢山詰め込んで。
お花もたくさんで蓋が締まらないくらいパンパンでした。

(ここだけの話    赤ちゃんなのにミルクの存在すっかり忘れてました💦義妹がミルク入れてくれて気が付き前もって試供品でもらってたミルク足した)

火葬は朝一は空いてなく、最後の時間しか無かった。
一応の喪主は夫
夫と私は霊柩車に乗り、他は自車で火葬場まで

助手席には夫で私の横には私の坊や寝ていて…
なんか変な感じ

車から降りて待合室に行く途中で、同じように今から送るんだな…と言う家族。
小さな棺で若いパパママが泣きながら歩いてた。
戒名みると赤ちゃんだと、一目でわかった。

同じように死産だったのか、または元気に生まれたけどダメになっちゃったのかわからないけど、
もし、元気に生まれたけどダメになったんだとしたら私達よりも相当辛いだろうなって。

もしかしたら坊やは産まれてお世話して更に辛くなるのがわかってたから、同じ天使になるのであればお腹の方がマシと思ってこの世に生を受ける前に帰ったのかな と思いました。




手続きが完了し、自分たちの番に回ってきた。

沢山火を使ったあとで火力強すぎないかな?ちゃんと残るかな?と不安ばかりだった。

たまたま火葬する基の前の人が早く終わり通常より少し冷えた状態で送ることができました。

ここに来るのはコレで何度目なんだろうか…
祖父の時に来て以来。

あの時もだけど釜の中に送り出し、扉を閉めるまでが辛い。
閉めたら人間諦めがつく…

そう聞きたことがあって。


無事ではないけどちゃんとキレイに生まれてきてくれたのだから、泣かないと決めていて最後まで我慢して泣かずに居られて扉しまったぞ!と思い夫みると大泣きしてて我慢していたのに最後の最後で夫につられて大泣きしました。

産んでからずっと泣かずに頑張ってたから涙止まらなくて

そこで両親とかが初めて見せた涙だと言う事に気が付いて
「今までこっちが泣きすぎててなけなかったんだよね、ゴメンネ」といわれた。

しばらくその場から動けずで職員に誘導されながら個室へ。
個室でお菓子や飲み物飲みながら過ごす変な時間。

骨がキチンときれいに残るよう、見ながら火力を調整していくと約束してくれていた。
だけど、まだ小さな赤ちゃん。


待ってるときも胸張って痛くなるし、座ってるのも痛いし…で


義妹が同じ年の5月に長男出産してばかり。
同じ学年の子で男の子同士だね!仲良くなってくれるといいね!
と話してた。

なんでかわかんないけどその子を抱くことになって(抱きたいって希望したのかな?覚えてない。気がついたら抱っこしてた。)

初めは夫が抱っこして泣き喚いて「どーしよどーしよ」と慌ててて。
抱っこ変わってもらって「こう抱くの☺️」と抱っこ変わると泣き止み笑って寝だす。

初めての子だったなのに抱っこ上手いね!って
そりゃ妹で新生児から親に抱かせてもらってミルクあげていたから赤ちゃんあやしは鍛えられてます💪笑

なんやかんやしてる内にあっという間に時間が過ぎていた。




小さな身体が更に小さくなって帰ってきた我が子を迎えに。
お骨入れ?は10人までとされていてこっちは12人。

誰か二人出来ない…と思っていたけど小さいし最後だし全員どうぞと言ってくれたので見送った全員ができました。

普通であれば置いてくる骨も持って帰っていいということで全て骨壷に入れて連れて帰ることにしました。

その場解散にするつもりだったけど夕食の時間も近く夕食も食べてから解散と言うことになりました。

その後の記憶はほとんどありません。
ご飯食べて病院に送り届けれました。





病室向かうときもやっぱし悪夢
NSTの音、今まさに出産に向かっている人の分娩室前を通らないと自分の病室に行けないなんて…


明日、一人ぼっちでの退院となります。