朝、ラミナリアを出してバルーンに切り替えた。
バルーンが抜けたら促進剤投与して出産に向けていきます。と
ラミナリアの時からだけど、痛みが出てくる可能性があるからね!
夜中痛くなったらナースコールしてね。
と言われていた
ラミナリアでは全く痛みもなく、翌日の出産へ向けて夜は熟睡
バルーンが抜けそうな頃から痛みが襲ってきた。
バルーンが抜け、入院中の誰も出産の兆候もない、帝王切開の予定もない、破水や陣痛と言う電話もない と言う事で陣痛室すっ飛ばし早目に分娩室へ。
本当は配偶者以外立入禁止だけど、夫は仕事のため母親がずっと付き添ってくれていた。
初産になるからいつ生まれるかわからない、長い人だと丸一日以上陣痛続く人もいると言う事で産まれたら早退するということになっていた。
点滴促進剤を投与し出してから一気に痛みが襲い初めて来た。
痛くても声に出せない顔に出さないタイプだから驚かれた。
こんなに静かな子初めてって 笑
助産師と母親が交互に背中さすってくれたから痛かったけどそんなにい痛く感じなかった?
促進剤でもどすかもしれないと言われたけど昼ご飯も分娩室で食べました。
吐き気が出たら教えてねと言われ、吐きそう…と伝えると洗面器持ってくる+もう産めるからね!頑張って!と言われ…
分娩に向けてバタバタしだし、
会陰切開し3回のいきみで
15時57分 男の子を産んだ。
もちろん産声なんて無い、静かな出産。
赤ちゃん連れて行かれ身長体重胸囲頭囲測ってきれいになって帰ってきた。
まだ暖かくて生きてるみたいで、寝ているような感じ。
信じられなかったよね。
暫く横になってて車椅子で病室戻ると祖母もいた。
私が横になってる間に母は一度帰って連れてきてくれたんだと思う。
生きてれば赤ちゃんの検査やなんやらで生まれてすぐは一緒にいられないけど一緒に病室に帰ってきた。
「寝てるみたいだね」って
仕事終わりの父、夫、義母も来てくれてみんなで抱っこして…
途中パチン!って音がして鼻から出血したりしたけど生きてるみたいで。
みんなが帰ってからもずっと抱っこしてたな
降ろしては抱っこして…って。
一晩二人つきりで過ごした
病院からは今日は仕方ないけど明日はもう午後には赤ちゃん置いておけないから、家に連れて帰るか、明日朝一で火葬場送りますがどうします?
それとも原因がわかるかもしれません、解剖されますか?と言われた。
朝一で火葬場送りなんてイヤだし。
小さな身体にメス入れるの?解剖なんてもっとイヤだし!
そのまま火葬場に送る人も居るってことなんだね。
病院からは死産なんて1年に1回あるかないかで、臨月の死産はここ数年無かった。まさかこなことになるなんて…と言われた。
まさかこなことに…はこっちが言いたかったよ!
解剖は絶対イヤ!そう思ったけど死産してる人はまだいる。
今思えば…だけど、解剖に出せば良かったかも?って思うことも出できて。
もし、解剖していて原因が分かったとしたら
同じようになりかけている胎児を緊急帝王切開で救えるかもしれない、私みたいな辛い悲しい思いを死なくて済むかもしれない…
何か使命をもってお腹に宿ると言われているのに…
もしかしたら、この子が解剖するように来たのかもしれないと思ったり…
もう肉体が無い今となってはどうすることも出来ないけど…