ドル円、ショートしたいけど、ドルインデックスの日足の押し目で出来た逆三尊と、ゴールドの上窓が気になる……って、実は、それどころじゃくて、人生の一大事が発生した。

15年、一緒に仕事して来た部下に、会社の金を横領された。

会社を廃業するために、弁護士や税理士と打ち合わせしてたら、怪しい金の動きがあって、それ、突き詰めていたら、部下が、

「すみません、使い込みました……」

と……。

それも、かなりの金額……。

あぁ……悔しいやら、悲しいやら……。

老々介護にかまけて、会社のこと、金まで、全部ひっくるめて、任せてたら、やられた……。

なんで、そんなことする？

俺の信頼裏切っても、何の徳にもならないだろっ！

むしろ、俺に貸し作れば、倍にして返してやるのに……。

あぁ……情けない。

これも偏に、俺の、放漫、傲慢、怠惰な経営が招いた結果……とは言え、悔やんでも悔やみきれない。

こうなってしまったら、廃業じゃなくて、破産も選択肢に入れないといけない。

幸い、金融機関からの借入はない。

けど、ボスの会社から、借入があるんだよな……。

ボスに、なんて、報告しよう……。

まいった……。

ボスは、損失処理するために、

「早く潰せ！」

って言うよな……。

潰すのはいいんだけど、法人破産……という汚名が残る……。

花を獲るか、実を獲るか……。

やっぱ、損切りか……。

メンツを保って、負けを認めず、含み損増やして、廃業するより、できるだけ、早く破産して、損失を抑えて、心機一転、やり直した方がいいか……。

部下はどうする？

破産すれば、管財人が、それなりの処分をする……あとは、管財人に任せよう。

残り少ない人生、人を恨んで生きるより、全部、忘れて、前向きに生きた方がいいな……。

……と、いうことで！　現実逃避するために、チャートに没頭する。

【ドル円、15分、1時間、4時間、日足】

日足、4時間、下目線。

1時間、上げダウで調整中。

15分、戻り目まで、上目線。

基本、戻り売りだけど、短期足が、どこまで戻るか……。

1時間で見ると、先ず、第一候補が、145円……ここあたり。

もいっちょ上が、147円……このあたり。

いずれにしろ、本命のショートをするには、上げ止まりを待たないといけない。

ただ、本命のショートなんだけど、冒頭に書いた様に、ゴールド、下に、窓があるんだよね。

コールドとドルは逆相関だから、ゴールドが下がると、ドルは上がる。

ドルが上がれば、ドル円は上だもんな……。

【ゴールド、15分、1時間、4時間、日足】

日足、上目線。

4時間、2-4ライン割るまで上目線。

1時間、2-4ラインを割って来た。

15分、右肩、右足下りの三尊。

短期で調整が入るってことか……であれば、ドル円も調整の上げが来る。

【ドルインデックス、日足】

今、61.8％の押し目候補で、逆三尊が出来てる。

パターン通りなら、ここから、左のフォーカスナンバーまで、戻してもおかしくない。

つまり……ファンダメンタル的に、ドル安、円高にバイアスをかけるのは良いんだけど、ドル円は、思ったより、調整の上げが来るんじゃないかと……。

もちろん、ドルインデックスが、直近で下を試して、Wボトムから上げてくるなら、ドル円は素直に下げだけど……。

どっちもあるな……。

これは、

「FXやってないで、倒産整理に専念しろ！」

ってことか……。

全部終わって、今度は、

「人に頼って仕事するんじゃなくて、全て、自己解決できるFXで頑張れ！」

ということか……。

人は裏切るけど、金は裏切らない。

24時間働くし、労働基準法も関係ない。

アドラー曰く、

「人間の悩みは、全て、対人関係の悩みである」

今回の件で、まさしく、そう感じた。

しかし、アドラーを世に広めた、岸見一郎先生は、こうも言ってる。

「生きる喜びや幸せも、対人関係の中からしか生まれない」

トレードは、孤独な仕事……。

社長だって、孤独な仕事。

スタッフとの間には、どうしても、温度差……壁ができる。

仕方がない。

なんか、錯綜してきた。

この辺の心の整理がついてから、ゆとりを持って、トレードしよう。

ドル円、ショートしたいけど……。