―最近、どのように過ごしていますか。

「この1~2カ月は日本のファンミーティングの準備などをしていましたし、今は大学に通っています。次回作は今年中に決める予定ですので、忙しくなると思います。来年早々には、皆さんにご紹介できると思います」


―目標とする俳優の先輩はいますか。


「『思いっきりハイキック!』でお世話になったイ・スンジェさん、ナ・ムニさんを尊敬しています。俳優としては、常に勉強する気持ちでやっていきたいと思います」


―演技以外にやりたいこと、挑戦してみたいことはありますか。


「もっと勉強しなければいけないので、今は演技だけで精一杯ですね」




―バラエティー番組に出演したいとか、日本でCDを出したいという気持ちはないですか。


「(バラエティー番組は)僕は言葉のセンスがないので、出ないのではなく、出られないと思います(笑)。歌に関しては、ファンミーティングで歌った『白い恋人たち』が好きでいつもよく歌っているんですが、また日本でファンミが冬に開催されたら、またこの歌を歌います(笑)。(CDデビューは)やってみたいですけど、事務所が反対するでしょう。相当練習が必要ですから(笑)」


―好みの女性像は。


「気持ちが通じ合い会話が続く人、やさしい人、仕事を理解してくれる人、自分の中   で筋が1本通っている人がいいですね。年齢は、年上でも年下でも関係ありません」


―日本で好きなもの、場所はありますか。


「とんかつ屋さんでお気に入りの店があります。以前は代官山が好きで行っていたんですが、最近は人が多いので、あまり行きません。六本木ヒルズ、青山などでショッピングをすることが多いです」




―趣味、最近ハマっていることは何ですか。


「最近は映画をよく観に行きますね」


―誰と?


「友達の(キム・)ボムさん、(イ・)ミンホさんと行きます。一人で行くこともありますよ」


―キム・ボムさん、イ・ミンホさんとはよく遊んでいるのですか。


「最近はお酒を飲みに行ったりもします。ご飯を食べに行ったり、カフェに行ったりもしますが、誰かの家で遊ぶことが多いかなあ」


―お酒は誰が強い?


「それは絶対、キム・ボムさんですよ(笑)」


―3人で歩いていたら、目立つでしょう。


「ハハハ…人に気づいてもらうのはうれしいことではあるんですけど…なるべく人の少ないところに行っています(笑)」




 インタビューの翌日、チョン・イルはやはりファンイベントのため来日中だったイ・ミンホと食事を共にした。本当に仲よしで、ライバルでもある。しかし、チョン・イルは彼らを「ライバル」とは見ていない。「仲間」として、それぞれが切磋琢磨(せっさたくま)できればと言う。


 チョン・イルはピュアで自然体なところが魅力。彼の周りは空気もほんわか、時もゆっくり流れているような気がする。まっすぐで優等生、ちょっと天然なキャラは愛さずにいられないタイプだ。その反面、あまりにもアクがなさすぎて物足りなく感じる点もある。


 そんなすべてを本人も自覚し、目先の人気に頼ることなく、しっかり地に足を付けた活動をして、俳優として成長しようとしている。きゃしゃなイメージだが、「今体を作っているところ。そんなにがっちりモムチャンにはしませんが、いろいろな役に対応できるように」と言うなど、ソフトな容ぼうの下には強い意志と展望がしっかりある。マイペースで進化する姿を見せてくれることだろう。


東京=野崎友子通信員

朝鮮日報日本語版

ボム君お酒強いんだ・・・。