『イヴの反乱』『思いっきりハイキック!』『エデンの東』『血の中間考査』『花より男子~Boys Over Flowers』まで、名前を聞いただけでも分かる最高のヒット作。この有名な作品の共通点は、俳優キム・ボム(20)だ。デビューから出演作が連続ヒットし、一躍スターダムにのし上がった彼に会った。

 『花より男子』のソ・イジョンのようにスマートな装いで、まっすぐな性格、そして一言一言自分の話を打ち明ける堂々とした姿に、なぜ多くの女性ファンが彼にすっかりハマるのかが分かった気がした。まだ20歳の若さにもかかわらず、思ってるよりぎっしり詰まっている、彼は“本物の男”になっていっていた。


 「努力より、運がとても良かった。特に『花より男子』はとても多くの方が愛してくれた作品だ。ある方は、得るものがあれば失うものがあると言われたが、そのためこういう仕事を選択したことを後悔したことはない。F4のようないい仲間と出会えたし、作品で大きな愛をもらったので、僕は幸せ者だ」とにっこり。




 デビュー以来、10日以上休んだことがないほど忙しく駆け抜けて来た彼だが、幸せだとしきりにほほ笑んだ。


 もちろん有名になった分、意図せず誤解も受けた。「有名になったら人が変わった?」という誤解がそのうちの一つだ。


 「僕だけでなくF4メンバー全員がこういう誤解を受けている。悔しくもあるが、僕がいけない部分もあると思う。だからといって、現実的にすべてのファンにいちいち真相を説明することはできない。ただ黙々と俳優として努力する姿を見せれば、自然に誤解は解けるものと信じている。時々とてもひどい言葉に傷ついたりもするが、心には留めておかない。特に最近は、イ・ジャンソクとして生きているので」




 最近キム・ボムは自分が演じているキャラクター、イ・ジャンソクへのなりきり度が100%だ。彼は『花より男子』に続き、映画『飛翔(ひしょう)』の撮影が終わるやいなや、先月27日にスタートした月火ドラマ『DREAM』(SBS)に合流した。

 「余裕のない人生を生きているのではないか?」との問いに、彼は「僕は仕事中毒のようだ。仕事をしてる時が一番幸せ」と語る。好きな仕事をしているので、仕事と楽しみが別モノではないという。


 見かけとは違い、いつも撮影現場の雰囲気を楽しくしているチュ・ジンモやソン・ダムビ、オ・ダルスら俳優たちと一緒にいると、いつも笑いに花が咲く。初回の視聴率が1ケタ台で、低調な滑り出しではあったが、笑いながら頑張った。視聴率が上がるという確固たる自信があるためだ。


 「もともとライバル作品が優れていたが、『DREAM』の完成度の面では自信があるので、視聴率は上がると信じている」


 『DREAM』は、確実にキム・ボムという俳優のフィルモグラフィーに、“成長”の跡を残すだろう。撮影するたびに、見事なアドリブで同じシーンも違う雰囲気にしてしまう名俳優オ・ダルスをはじめ、チュ・ジンモ、パク・サンウォン、イ・ギヨンらとの共演は大きな糧になるだろう。


 「僕も数多くのスタッフのおかげで平凡なキム・ボムから俳優キム・ボムになることができる。イ・ジャンソクもナム・ジェイル(チュ・ジンモ)、パク・ビョンサム(イ・ギヨン)、パク・ソヨン(ソン・ダムビ)たちのおかげで、ドリームを叶えるようになる人物だ。僕とたくさん似ている部分のある彼に、今の僕をかけてみたい」


キム・ジヨン記者

STARNEWS/朝鮮日報日本語版

ボム君、お休みもなくがんばっているわね・・・。そんなにお仕事がすきなの・・・?(確かに若いときはみどりんもお仕事大好きでお休みの日も仕事をしに職場に行っていたっけ・・・。)体を壊さない程度にがんばって!!