5人組人気アイドルグループの東方神起は、2004年のデビュー以来、最大のピンチを迎えている。メンバーのうち、ジェジュン(ヒーロー)、ユチョン(ミッキー)、ジュンス(シア)の3人が、所属事務所のSMエンターテインメントに対し、専属契約の効力停止を求める法的措置を取ったのだ。
3人は31日、法的代理人を通じ、ソウル中央地方裁判所に、SMエンターテインメントを相手取った専属契約効力停止の仮処分申請を行った。ただし、リーダーのユンホ(ユノ)と最年少のチャンミン(マックス)はこの訴訟に加わっていない。
これにより、04年のデビュー以来、韓国内はもちろん、アジア全域でトップクラスの人気を得てきた東方神起は、グループの存続自体が不透明になった。5年も活動を続けてきた東方神起に最大のピンチが訪れている。
K-POP界関係者は、ジェジュン、ユチョン、ジュンスが契約期間や3人がかかわったコスメ事業の継続に関する部門など、さまざまな点でSMエンターテインメント側と意見が合わなかったため、専属契約の効力停止仮処分申請を行ったものとみている。
今回の事態について、SMエンターテインメント側は同日夜まで、正式な見解を示していない。
そうした一方で、ユンホは9月スタート予定のMBC『地面にヘディング』で、チャンミンは年末放送を目指す『パラダイス牧場』で、それぞれ本格的なドラマデビューが決まっている。だが、『パラダイス牧場』はまだ放送局が確定していない。
キル・ヘソン記者
東方神起に解散の危機、国内外でファン大ショック
5人組男性アイドルグループ、東方神起のジェジュン(ヒーロー)、ユチョン(ミッキー)、ジュンス(シア)が所属事務所を相手取り、専属契約の効力停止仮処分を裁判所に申請したことが伝えられると、K-POP界ではさまざまな反応が巻き起こっている。
この話を聞いたあるK-POP界の関係者は、「こんなことが起きるなんて残念。東方神起といえば、韓国だけでなく海外でも数多くのファンを抱える人気グループ。公の立場にいる人間として、考え直すべき結果ではないかと思う」と感想を述べた。
また、別の関係者は「一般的に言って、東方神起ほどのグループを育てるにはとてつもない額の初期投資が必要。事務所はこうしたことを考慮に入れ、契約期間を長くするしかないのが現状」と、所属事務所側が長期契約をする理由を教えてくれた。
さらに、この関係者は「アイドルには未成年者が多いため、契約書を作成するとき、親の同意を求めるのが一般的。このとき、歌手にも親にも契約期間を長くする理由について説明し、納得してもらった上で契約することになる」と説明している。
その一方で、第3者の立場からは「理解を示すべき」という意見もあった。
「東方神起と所属事務所の間で初めて不仲説が流れたとき、東方神起のメンバーたちも話し合いなどで解決しようと、それなりに努力したと聞いている。だから、なぜ3人が法的措置という究極の選択を下したのか、もう少し見守ってみるべきだろう」(あるK-POP界関係者)。
このニュースを聞いた国内外のファンは「解散だけはやめて」と悲痛な面持ちだ。
あるファンは、東方神起のファンサイトで「これまでコツコツ頑張ってアジアのトップグループと呼ばれるようになったのに、こうして別れ別れになるなんて、とんでもない。何があっても5人一緒にいてほしい」と書き込んだ。
別のファンも「うわさだと信じていた解散説が、こうした形で明らかになるなんて胸が痛む。こういうときこそファン同士が結束して、東方神起を支えなければ」と訴えている。
イ・スヒョン記者
「契約書が不公平」=東方神起3人の弁護人
人気アイドルグループ、東方神起のメンバーのうち、ジェジュン(ヒーロー)、ユチョン(ミッキー)、ジュンス(シア)の3人が、所属事務所SMエンターテインメントに専属契約の効力停止を求める訴訟を起こし波紋を呼んでいる中、3人の代理人が見解を表明した。
3人の今回の訴訟を担当している法務法人「世宗」は31日夜、スターニュースとの電話インタビューで、「今回の事案について3人と話し合ったのは少なくとも2カ月以上前からで、かなりたつ」と語った。
そして、「その過程においては、SMエンターテインメント側との話し合いによる解決も試み、努力したが、かなわなかった。そこで今日(31日)午後、ソウル中央地方裁判所にSMエンターテインメントを相手取り、専属契約の効力停止仮処分申請を行った」と話した。
また、世宗は「専属契約書には不公平な関連事案が含まれており、これが実行されたので、専属契約の効力停止仮処分申請をすることになった。今回の事案に関する正式な見解を、ジェジュン、ユチョン、ジュンスの3人と共にまもなく明らかにするつもり」と説明した。
これについて、SMエンターテインメント側は現在まで正式なコメントを発表していない。
キル・ヘソン記者
東方神起の専属契約問題、事務所が正式コメント
5人組グループ東方神起のメンバーのうち、3人が専属契約の効力停止を求める仮処分申請を行ったことについて、所属事務所のSMエンターテインメント(以下SM)が正式な見解を発表した。
SMは1日早朝、プレスリリースで、「ジュンス(シア)、ジェジュン(ヒーロー)、ユチョン(ミッキー)が申請した専属契約の効力停止仮処分が31日、裁判所で受理されたことを確認した。これについて、当社は非常に残念かつ戸惑っており、現在正確な事実関係を把握しようとしているところ」と述べた。
メンバー3人の訴訟により「東方神起解散説」がうわさされていることについて、SMは「解散はしない」としている。
SMは「今回の仮処分申請について、当社としては“東方神起は個人または一企業ではなく、国やアジアを代表するグループだから、活動は続けなければならない”という考え」と強調した。
そして、「当社は化粧品会社に関連して発生した今回の問題に対し、早急に対処していく方針」としている。
ヤン・スンジュン記者
専属契約問題:東方神起はH.O.Tの二の舞?
SMエンターテインメント(以下、SM)が再び専属契約問題でピンチに陥っている。5人組人気アイドルグループ、東方神起のメンバーのうち、ジェジュン(ヒーロー)、ユチョン(ミッキー)、ジュンス(シア)の3人が所属事務所のSMを相手取り、専属契約の効力停止仮処分を裁判所に申請、緊張が走っているためだ。2001年に当時のアイドルグループ、H.O.Tの契約更新問題が起きてから約8年を経て、同様の騒動に見舞われていることになる。
現在、SM側は3人の仮処分申請の背景について、正式な見解を示していないが、3人が個人の事業を進める際、SMとの間で確執が生じたといわれている。
3人の法的代理人であるイム弁護士は、「専属契約の問題により発生したもの。だが、具体的な内容についてはまだ言及できる段階ではない」と話す。
しかし、SM側は1日午前、プレスリリースで「当社は非常に残念に思い、戸惑っている。現在、正確な事実関係を把握しているところ。東方神起はアジアを代表するグループ。だから、活動は続けていかなければならない」と説明した。
- 1995年にデビュー、最高の人気を得たアイドルグループ、H.O.T。
SMと所属アーティストの確執はこれが初めてではない。同様のケースとは言えないが、8年前にも当時の人気アイドルグループH.O.Tとの間で契約更新の際、印税などの条件面に関する不満から大きな確執を生んだ。
当時のことについて、SM上層部の関係者は、「ライバル事務所の策略により、メンバーを奪われた」と語っているが、CD1枚でもらえる印税がメンバー一人につき20ウォン(現在のレートで約1.5円)だったことが明らかになり、契約条件面での不当さが明らかになった。
韓国にとどまらず、日本や中国などアジア諸国で人気が出たH.O.Tは、トニー・アン、チャン・ウヒョク、イ・ジェウォンの3人がグループを脱退、デビュー5年で解散した。結局、メンバーが感じた不当な契約条件が契約更新を阻んだ最大の原因になってしまったわけだ。
現在、東方神起は一部メンバーの「デモ」で、デビュー以来最大のピンチに直面している。「専属契約の効力停止仮処分申請」は、「事実上の解散」という最悪の状況もあり得る危険な行動だ。この仮処分申請が認められれば、メンバーはSM側に対し、自身の活動にふさわしい条件を要求し、契約更新を誘導するものとみられる。SMの選択次第で、東方神起がこのまま活動を続けられるかどうかが決まってくるだろう。
イ・スンウ記者
専属契約問題:東方神起、日本での活動どうなる?
5人組人気アイドルグループ、東方神起のメンバーのうち、ジェジュン(ヒーロー)、ユチョン(ミッキー)、ジュンス(シア)の3人が、所属事務所SMエンターテインメント(以下、SM)を相手取り、「専属契約の効力停止仮処分」を裁判所に申請したことから、今後の活動の行方にも注目が集まっている。
特に、日本での活動が絶好調な中で今回の事態が起きただけに、SM側も大あわてだ。
東方神起は1日に行われるエイベックスのサマーライブツアー「a-nation’09」熊本公演に参加する予定になっている。アジア各国でその人気を確立している東方神起だが、日本では特に現地化戦略が成功、人気グループに成長した。
ところが、今回の仮処分申請により、3人の「a-nation’09」参加が不透明になった。同公演の開始を目前にした今も、SM側はコメントを出していない。
仮処分を申請した3人の法的代理人を務める法務法人「世宗」は、「現在、メンバー3人は日本におり、約束している同日の公演には参加するのではないかとみられる。ただ、状況が流動的なため、はっきりした話は申し上げにくい」としている。
「a-nation’09」公式ホームページには、1日の出演アーティストとして、東方神起の名前が今も掲載されている状態だ。
東方神起が同日の公演に参加しないとなると、今後の日本での活動にも赤信号がともることになりそうだ。
キム・ジヨン記者
専属契約問題:東方神起「ファンとの約束守る」
東方神起は予定通り日本での公演に参加することが分かった。
ジェジュン(ヒーロー)、ユチョン(ミッキー)、ジュンス(シア)の3人の法的代理人を務める法務法人「世宗」イム・サンヒョク弁護士は1日、「東方神起はきょう行われる“a-nation’09”熊本公演に予定通り参加する」と語った。
同氏はまた、「現在、メンバーたちは(法的問題とは別個に)ファンとの約束は原則的にすべて実行するという気持ちでいる」と話している。
東方神起はこの日、エイベックスのサマーライブツアー「a-nation’09」熊本公演に参加する予定だった。しかし、メンバー3人が所属事務所SMエンターテインメントを相手取り、裁判所に「専属契約の効力停止仮処分」を申請する事態へと発展し、参加するかどうか危ぶまれていた。
しかし、現在日本に滞在中のメンバーは公演への参加を決心、ファンとの約束は守られる見通しになった。
キム・ジヨン記者
なんだかゴタついていますね・・・。この件が何とか解決してもシコリは残るだろうし・・・。