
歌手から俳優に変身したSS501のヒョンジュン(23)。インタビュー中彼はずっと真摯な態度だった。低いトーンの声、変化のない表情、そして口調まで、彼は『花より男子』(KBS第2)で演じるユン・ジフの姿とそっくりだった。そのためだろうか。同ドラマの制作会社、グループエイトのソン・ビョンジュン代表は、オーディションなしでヒョンジュンをキャスティングしたという。
『花より男子』で、F4を代表する超イケメンで、元大統領ユン・ソクヨン博士の孫であるユン・ジフ役のヒョンジュンは、連日の徹夜撮影ですごく疲れていた。弱り目に祟り目で、最近は交通事故でひやっとする瞬間を経験。その後インフルエンザにもかかり、薬に頼りながら撮影に臨んでいた。
『花より男子』はシンドロームを巻き起こし、最高の人気を誇っている。特にイケメン4人組を総称する「F4」の人気はすさまじい。彼らの一挙手一投足は連日話題になり、メンバーたちの言う一言は、インターネットのポータルサイト検索語ランキングを左右するぐらいだ。その中心にはF4のマスコットであるユン・ジフ、つまりヒョンジュンがいる。
―最近、交通事故に遭ったが。
「接触事故で車がちょっと破損しましたが、ケガはなかったです。ちょっと驚きはしましたが」
―『花より男子』に出演中のほかのメンバーにも事故があったが。
「キム・ボムさんも交通事故に遭いましたが、幸いケガはなかったです。ク・ヘソンさんは、撮影中にプールの底に頭をぶつけて瘤ができましたが、前髪で隠して撮影しています」
―“花男シンドローム”と呼ばれるほど人気が高い。
「皆撮影が忙しくて、実感ができません。撮影現場の外にはあまり出られないので」
―今年は運がいいようだ。
「僕はもともとキリスト教信者なので四柱推命占いはしないんですが、2007年にたまたま某番組の企画でタロット占いをしました。当時、占い師からは“2008年はじわじわと運気が上がり、2009年はそれが爆発するだろう”と言われましたが、結局それが当たったようなので不思議です」
―クム・チャンディ(ク・ヘソン)をク・ジュンピョ(イ・ミンホ)に譲ったが。
「今はク・ジュンピョに譲ったように見えますが、13話からはまたライバルになりそうです。僕が知る限りでは、13話までは原作に忠実ですが、13話以降は脚色がされるんですよ。だからユン・ジフ、クム・チャンディ、ク・ジュンピョの三角関係も原作とは少し違うようです」
―劇中バイオリンを弾いているが、今回習ったのか?
「バイオリンはドラマのため、急いで習いました。もともとギターやベースは弾けるけど、バイオリンは初めてなのでちょっと難しかったです。特に姿勢を保つのに苦労しました」
「外見的なことより、友達のように一緒にいて楽な女性が好きです。飾り気がなくて面白い、イタズラもするような女性が僕の理想のタイプです」
―実際、自分の人生の中で、F4メンバーを挙げるなら?
「僕は同じ幼稚園だった友達たちと、今も変わらず会っています。ソウル市蚕室っ子たちですが、僕にはF4のような存在です」
―どのようにキャスティングされた?
「日本で活動しているとき、インターネットで僕がキャスティングされたことを知りました。オーディションもなく、F4の中で一番初めにキャスティングされたそうです。一言で言うと、僕には選択の余地がなかったんです(笑)」
―初めてのドラマなのでプレッシャーが大きいようだが。
「プレッシャーは大きいですよ。ストレスも毎日感じています。だんだん良くなる姿をお見せしようと一生懸命努力しています。台本は移動しながら毎日暗記していますが、主に発声練習をしています」
―劇中、乗馬やカーレーシングシーンがあり、危なかったようだが。
「乗馬シーンの場合、馬を3頭ずつ乗り換えました。ところが2番目の馬があまりにも暴れ、しがみついていたのですごく大変でした。カーレーシングシーンの場合、スタントマンが運転をしましたが、車一台が廃車するぐらい乗りました。思ったより危険でした」
―SS501にはいつ合流するのか?
「『花より男子』が終了する3月までは各自活動して、7月に始まるアジアツアーのとき、また集結すると思います。現在、日本ツアーが8月に予定されているので関心を寄せてください」
―今後の目標は?
「韓国だけでなく、アジア全域に僕の名前を広めたいです。その後は、ヨーロッパや米国まで領域を広げて活動したいです。今後も歌手、俳優のヒョンジュンにたくさんの応援をお願いします」
イ・ヘワン記者