韓国映画『私の愛 私のそばに』(パク・ジンピョ監督)の主演が決まっていた俳優クォン・サンウが、クランクイン2週間前になって降板した。制作会社が27日、「クォン・サンウ、出演覆す」と題したプレスリリースで明らかにした。
 
同社は先月23日に、クォン・サンウとハ・ジウォンの共演を発表していた。映画は、全身の筋肉が動かなくなる進行性の難病、ALS(筋萎縮(いしゅく)性側索硬化症)を患う男(クォン・サンウ)のラブストーリー。

制作会社と俳優の所属事務所が正式に出演を発表した後で降板するのはまれで、キャストが変更する場合も通常は時間をおきひっそりと別の俳優に替えてから発表する。

しかし今回、制作側はプレスリリースで俳優側が出演意志を覆したとし、「衝撃的で、相当な制作損失が予想される」と不快さを示した。同社によると、キャラクターも含めすべて合意ができており、つい先週もクォン・サンウは監督に映画に全力投球すると約束したばかりだった。それが26日にインターネットのファンコミュニティをのぞいたところ、クォン・サンウが日本のファンミーティングで映画ではなくドラマに出演すると話していたことが分かったという。

事務所側はまだ正式な立場を明らかにしていない。



映画降板のクォン・サンウ「契約破棄? 話にならない! 」




映画降板に関して、韓流スター、クォン・サンウが口を開いた。

クォン・サンウは27日午後、所属事務所を通して“契約条件について最終調節をすることにしていた日に、一方的に報道資料を配布した点”に関して遺憾の意を示した。

クォン・サンウ側は「日本でのファンミーティング直後だった26日、再度交渉することに合意していながら、協議もなしに契約破棄だとの報道資料を公開した制作会社に失望感を隠すことができない」と主張した。

続けて「ギャランティーを受け取らない代わりに、日本での版権の持分を共有する方向で交渉が進行していた。これに関して制作会社は、投資側が版権の一部を約束することに反対すると、これといった代案なしに“だめだ”という態度を繰り返してきた」と明らかにした。

また「結婚前から(映画のために)減量を続け、パク・ジンピョ監督とも何度も対面の場をもってきた」とクォン・サンウの映画に対する愛情を強調し「27日に双方が予定していた交渉に関しては明言を避け、クォン・サンウだけに非があるとする点は理解ができない」と述べた。


ドタキャン報道にサンウ困惑「制作会社が…」



 映画『私の愛、私のそばに』の出演を突然取りやめたクォン・サンウが、困惑していると公式的な立場を発表した。

 クォン・サンウの所属事務所ファントム・エンターテインメントは27日午後、公式報道資料を出し、この日午前に発表された映画出演の取りやめについて、立場を明らかにした。


 事務所側は「25日、日本で盛況に終わったファンミーティングを終え、入国したクォン・サンウと事務所はこの日午前、メディアの報道を知り、突然のことに驚き戸惑っている」と口を開いた。


 同事務所側は「クォン・サンウはこの映画でルー・ゲーリッグ病の患者役を演じるため、結婚前から減量し、準備中だった。またさらに驚いたのは、現在映画界が不況で、投資が不確かなので、投資者と配給会社を確認するため何度か尋ねていたが、映画制作会社は返事を避けていた」と主張した。


 続けて「もう少し慎重に調査して熟考してから、今日映画制作社側と最終合意をして決定するという約束をしていたのに、その約束は影も形もなく、クォン・サンウ側が突然出演キャンセルをしてきたなどの内容を映画制作会社側から報道したことについて、戸惑っており驚きを隠せない」と訴えた。


 最後に事務所側は「25日ファンミーティングの前、制作会社と合意点を見つけるため連絡した。むしろ制作会社側が今日の最終合意の約束を無視し、一方的に憶測で記事化して報道したことに不快を感じている」という立場を強く表した。


 『私の愛、私のそばに』の制作会社である映画社「家」はこの日午前、公式報道資料で「クォン・サンウさんが来月中旬クランクイン予定の映画『私の愛、私のそばに』から降板した。明確な理由もなく降板を伝えて来て、制作会社の立場として当惑している」と発表した。

STARNEWS/朝鮮日報日本語版


事実はどうだかわかりませんが、映画を楽しみにしていたファンにとっては寂しい話題です。