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こちらは製作時期的には初期のラジオニクスからかなり飛んでしまうのですが、その間にあれやこれや試行錯誤して、ようやく内部構造や製作工程、デザインが固まってきた頃の装置です。この頃、ごく一部の友人に装置を見せたところ興味を示したため、初心者用にと段階的にいくつかの装置を作っていました。写真のものは面倒なので白木のままですが、友人に譲ったものは塗装して木材を保護しています。もし他の友人が同じものが欲しいと言った時や、将来こういった場所で紹介することもあるかもしれないといったことも考えて、この頃から人に譲るときは同じものを2台作って、できるだけ保存しておくようになりました。

写真の装置は「BT3」(ベーシックタイプなのでBT)と言って、友人に譲った2台目のラジオニクスです。どうもスマホで撮影すると歪んで写って非常に納得がいかないヽ(`Д´)ノ 1つ前のもの「BT2」は、基本的なデザインはこちらと同じですが、入出力プレート、入出力ジャック、レートダイヤル4つ、スイッチという最低限のものだけで構成した初心者用です。順番に紹介しようかと思いましたけど、デザイン的にあまり代わり映えしないので、記事として面白くないかなぁと思って、その次に譲ったこちらから紹介することにしました。3、2とあるならBT1もありそうですが、製作段階でデザインが気に入らず破棄しちゃったので、BT2からなのです。

このBT3は、上記のBT2にレートダイヤルを増設して5ダイヤルとし、更にアンプ、タイマーを追加したものです。ちょっと詳しく説明します。

まず入出力プレートですが、一般的にラジオニクスでは入力部分は金属カップ、あるいは樹脂製カップに被膜銅線をコイル状に巻いた物が使われることが多く、私も初期の自作品ではそのように製作していました。しかし実験してみるとサンプルが持つ情報は銅板の上に置いただけで十分伝わり、また銅板の上の数mm程度の樹脂板など簡単に透過しますので、それならデザイン的にも入出力プレート(振り子専用)を同じ円形でまとめた方が見た目もいいだろう、ということになりました。円形樹脂板の下には銅板、更に吸収と放射を促すコイルも設置しています。ちょうど写真の円光の内側が銅板です。

照明はご覧のとおり白色LEDのみ(↓の画像は光が青色に見えますが、色調の問題で実際は上の写真のとおり白色)です。自作初期の頃は色にも拘り、測定の時はこの色で、調整の時はこの色で、なんていくつか色を使っていましたが、書籍を調べたり自分で実験した結果では、LEDを光源に使用した場合、特に色に拘る必要がない、という結論(私の個人的考えなので人は知りません)に至りましたので、じゃ好きな色ということで白色に統一してあります。色の持つ特性の影響を利用したい場合は、LEDではなく白熱電球や太陽光を利用した方が良いようです。
照明は測定時で常時点灯、遠隔・複写時のタイマーONで点滅します。タイマー時間は30分、1時間、2時間、4時間の選択式です。タイマーはまだしも、照明自体はハッキリ言ってなくてもいいのですが、あった方がもっともらしく見えるし、また集中の助けにもなるので、私の装置では全て円形照明を付けています。明るさも内部の可変抵抗で好みの照度に変更できます。
また遠隔・複写時の照明の点滅周波数は7.83Hz、いわゆるシューマン・レゾナンスと同じで、LEDの電力は内部に設置したコイルを通って供給されていますから、単にタイマーをONにしておくだけでもシューマン・レゾナンス発生器とまったく同じように使えます。これは、どうせLEDで電力を消費するなら、もうひとつ機能を追加したいという考えと、電磁波環境の悪い場所でも自然な状態を作り出すことで、遠隔調整や複写が更に確実になるかも(・∀・)!という発想から付け加えました。

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デ・ラ・ワー系など伝統的ラジオニクスは歴史的にホメオパシーからポテンシーという考え方を取り入れ、出力強度を調整している場合が多いですが、私の個人的な好みでポテンシーという考え方は取り入れず、前述のとおりアンプによる増幅を使用しています。そのアンプも単純な自作アンプを使用。ヒエロニムスがヒエロニムス・マシンに使用していた頃のアンプより、現在のアンプの方が当然、優れていますから、それで十分なのです。
内部の配線は主にデ・ラ・ワーの遠隔治療器(診断機の方じゃないです)を参考に。ネットでラジオニクスで検索すれば似たような配線方法が出てきますね。
アンプや配線も含め、全体的にこれといった目新しいことはしていません。手間はかかってますけど「こんなに特殊で凄いマシンなんですぜ!」みたいなことは一切ないです(^_^;)。だって効果が出せるかどうかは装置がどれだけ凄いか、どれだけ特殊か、なんて“まったく”関係がなく、ただ本人の問題それだけですので(゚∀゚)

当時の部品表を見ると、製作費は何と9千円以上かかっています。操作パネル・入出力プレート及び内部に使用しているアクリル素材と、アルミ製のメタルツマミがとにかく割高で、それだけで製作費の半分以上(TдT)。まぁ無駄に外部入出力に金メッキのRCA端子を使ってたりするのも悪いのですが、自作の場合は本人が「これで良し」と納得できることが要点のひとつですし、譲った友人に「ちょっと何このガラクタ!?」と思われるのが嫌だったので、仕方がなかったのです(*´ω`*)

とにかくお金をかけず安く簡単に作りたい場合は、そこいらで売っている市販のケースに直接、組み付けして、0~10の目盛は1枚数十円のボリュームプレート(探したところ0~10の目盛りは海外でしか見当たらず、国内で手に入りやすいのは0~100の10刻みになってしまいそうですが)を利用。もっと安上がりにするなら厚めの印刷用紙にプリンターで目盛を印刷して、円形にカットして貼り付けるだけでも十分、これだけで操作パネルは穴あけ以外に製作する必要がないので安くて楽です。
で、LED照明もタイマーもアンプも不要ですのでなくして、ツマミも樹脂製の安物に変更。入力には金属カップや樹脂製カップに銅線巻きという単純な仕様にすれば、このBT3と似たような構造だったら、製作費はざっと見積もって3~4千円(ケースの値段次第かな)で済みますし、初めて工作する人でも簡単にできちゃいます\(^o^)/

次回は、この次に友人に譲ったラジオニクスCT1を紹介する予定です(*´∀`*)