専属の魔法使いのサラと共に

沙羅は、エプロン作りとテーブルクロスを集中して作っていた。テーブルクロスは依頼されたわけではないか、沙羅からのささやかな開店祝いだった。その沙羅の集中した背中の背後に妖精さらがいて、何やら魔法をかけている様子だった。でも、沙羅はまだその存在には気づかず、ミシン台の近くに、妖精沙羅の人形を立てては、たまに見つめるほどだった。

そして、沙羅はようやくエプロンとテーブルクロスが出来上がり、そのまま眠りこんでしまいました。すると、もう、そこは、光の国のティパーティーでした。

自分がデザインしたテーブルクロスの上に、シャーロットがセレクトしたスイーツ、リリィのブレンドしたハーブティーやミネルヴァの薬草、ティファニーのお店から借りた食器類、エレノアがセレクトしたお花やエレーナの美の装飾、まるで結婚式にお呼ばれしたような、素敵なガーデニングパーティーで、グレイスが森の仲間たちと演奏していると、それにリリィのクリスタルボウルや、エリザベスがピアノを弾いたり、シャーロットもバイオリンを奏でたり、イザベラも歌い出したら、エレーナやエレノア、ミネルヴァ、ティファニーも歌い出し、沙羅も釣られて歌い出し、さらにまたあの時のように、みんな楽しく踊りだしたり、宴は続いています。イザベラがシャンパンをだし、みんなに注いだり、皆それぞれが好きな事をしだしていました。

「素敵なテーブルクロスありがとう。ティファニーの開店祝いも楽しみね」

そう、イザベラに言われた沙羅は、なんでその事をこの国で知っているんだろう不思議に思ったところで、目が覚めました。

次の日、ティファニーの開店祝いがあり、身内だけのパーティーがひっそりと開かれました。コロナな関係もあり、ティファニーのお店の中庭で行われたのだったが、まるで昨日見てきた光景と重なりびっくりしていた。エレーナやエレノアの飾り付けやティファニーの差し入れ、エリザベスの差し入れ、ミネルヴァの薬草茶やリリィのハーブティー、そしてイザベラのシャンパンの差し入れ、みんなでの演奏や寸劇など、盛り上がっていた。もちろんエプロンやテーブルクロスも、皆さんに喜ばれる、みんなこのお祝いを楽しんでいた、その時だった。沙羅の目の前に、妖精サラが現れたのだ。光の国でみた妖精サラの容姿で、沙羅の手のひらに乗って嬉しそうにしていた。すると、沙羅は、さらにいろんなものが見えてきたのだ。エリザベスには光の女王のような魔法使いの姿、イザベラには火の鳥のような魔法使いの姿が、グレイスやリリィには天使のような魔法使いの姿が、シャーロットにはお洒落な妖精の魔法使いが、ティファニーには顔をベールに隠した妖艶な魔法使いの姿が、ミネルヴァには学者のような魔法使いの姿か、見えたのである。そして、光の国同様に、ハッピー素粒子の金の粉が降り始めていたのであった。

沙羅はその感覚を味わった時、感動で涙が溢れそうになり、幸せいっぱいな気分になりました。

すると、イザベラは、ある光の国へご招待という題名の本を手渡され、イザベラからのプレゼントだった。それは、沙羅の主人公の話になっている、今までなはなしが詳細に載っていました。イザベラとは、ストーリーセッションをしたりもしたので、沙羅の話しは伝わってはいたのだか、まさかそれが本になっているとは思わなく、びっくりしていた。

沙羅はまた夢をみているような感覚に落ちいっており、呟いていた。
「また、夢見ているのかな？」
そんな言葉にイザベラが反応し、
「これは、あなたが手にした現実よ」
と力強く言いました。
そして、みんなもそれに気がつき、エリザベスが、先にいいました。
「ようこそ、令和魔法女学院へ」
そして、みんなが後から
「ようこそ、光の国へ」

沙羅は、次元ワールドを果たしたのだった。

光の国を想像したの沙羅のイマジネーションの力、そしてそれを現実化したのは、沙羅の専属の魔法使いの妖精さらの力。妖精紗羅が人形のように寝ていたが、魔法の力を知って、沙羅の魔法使いの妖精さらはメキメキと活躍し始めたのだ。もう、沙羅の中で光の国も現実の世界も一致をとげ、新たな沙羅の国が誕生することでしょう。

そう、これを読んでいるあなたも、実は専属の魔法使いさんが寝ているかもしれません。
専属の魔法使いさんを目覚めさせ、新しい冒険の話を完成させましょう！

沙羅のその後は、もしかすると魔法学院の魔法仲間の中にいるかもしれないし、あなたが沙羅になる版かもしれませんね。

えっ、洋裁好きですって、！？
もしかして、あなたが沙羅さんですか？