まほろば文芸堂のブログ

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オンライン文芸サークル「まほろば文芸堂」のブログです。
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 ご無沙汰してました。
 まほろば文芸堂 手川です。

 前回の投稿から1年以上も放置してしまいました。何事も継続が大事だということは分かっているのですが、仕事や日常生活との兼ね合いもあり、実践は難しいですね。最近いろいろ考えるところがあったのですが、創作は私の大切な趣味なので続けていきたいという結論に至りまして、このブログも頑張ろうと再認識しました。


 ともあれ久々の投稿なので、とりあえず近況報告でも書いてみます。

 創作の方ですが、小さいアイデアを練っては延ばし、練っては延ばし……を繰り返しています。小さいアイデア自体はたくさん頭のなかにあるのですが、バラバラの状態のアイデアをひとつの完成した物語にすることが難しいです。私の技術不足が原因だと常々感じており、アイデアたちに申し訳ない気持ちになります。ただ、私の作る物語は私にしか作ることが出来ないと考えるようにして、技術向上のために最近は視写を行っています。

 視写という言葉をご存知でしょうか。私自身この言葉を最近知ったのですが、要するに手本となる文章をそっくりそのまま書き写すことです。文部科学省のホームページに視写の効果について、文章技法や集中力などの向上と書いてありました。私の場合は、いろいろな作家さんの短編を書き写しています。確かに、文章のリズムや言葉遣いの勉強になりますし、ひとつの物語をじっくり味わうことが出来るので理解力が向上する気がします。また、本来視写は手書きで行うようですが、私はPCで書き写していますのでタイピングの練習にもなっています。まだ劇的な効果がある訳ではありませんが、地道にコツコツ続けていけば自分の力になると思っています。

 もちろん、早く自分の作品を完成させたいという気持ちもあります。私がこうして燻っている間にも世の中には新しい小説や映画などの物語がたくさん出てきていますし、その中には私のアイデアと非常に似ているものもあります。創作における著作権は早い者勝ちなので、正直悔しい思いもしています。しかし、だからと言って自分で納得出来ない出来の作品を公開するようなことはしたくないので、私は私のペースで技術を磨きつつ、ゆっくりでもいいので自分のアイデアを形にしていきたいと考えています。


 さて次の話題ですが、映画について書いてみます。

 映画館に行くことも少なくなってしまったのですが、最近の映画の物語はあまり新しさを感じないというのが正直な意見です。邦画の実写に関してはマンガ原作のものが多いし、アニメもテレビ放送していたものの劇場版ばかりの気がします。洋画もシリーズ物の続編やリメイクが主になっているように感じます。どの物語もむかし別の作品で見たことのあるような設定がちらほら見えてしまい、本当に斬新な作品はだいぶ少なくなっているように個人的には思います。手塚治虫の名言集に「結局のところ自分の引き出しは3~4つしかない」という言葉がありましたが、世界に存在するアイデアの数にも限りがあるのでしょうか。同じような世界観、パターン化された登場人物の味付けを少しだけ変えて、別の作品に仕立てあげているだけではないか、という疑念が数年前から私の頭のなかにあります。

 上の創作の話で「私の作る物語は私にしか作ることが出来ないと考えるようにして」と書きましたが、いま私の頭のなかにあるアイデアも、すでに既出のものなのかもしれないと若干自信がなくなってしまいます。こればっかりは考え始めるときりがないですね。とりあえず、自分の思うままに自分の物語を完成させてから、また考えたいと思います。


 久々の投稿でしたが、思わぬ長文になってしまいました。
 最後まで読んでいただきありがとうございます。
 頻度は高くないかもしれませんが、出来る限りブログを更新していきたいと思います。
 これからもよろしくお願いします。