バジルおばさんの不思議な庭ノート -7ページ目

バジルおばさんの不思議な庭ノート

色鉛筆で描いたイラストに、言葉をつけました。絵は習ったことがないので、好きなものを、好きなように描いています。


旅に出たティーカップ


ある朝目覚めた時

バジルおばさんのお気に入りの

テーブルと椅子と

ティーカップとティーポットが

なくなっていました

いったいどうしたのでしょう?

不思議がっていると

一通の手紙が置いてあり

そこにはこう書いてありました

『 親愛なる バジルおばさんへ

 私たちは 風や鳥たちから

 広い広い世界には

 悲しんでいる人や 寂しがっている人がたくさんいることを知りました

 私たちは 悲しんでいる人や 寂しがっている人に

 おいしいお茶をごちそうし

 お話を聞いたり

 一緒に美しい夕日をみたりしたいと思いました

 どうぞ旅に出ることをお許し下さい

   ティーカップより       』


バジルおばさんは ちょっと寂しかったけれど

ティーカップたちの淹れてくれるお茶は

本当にとても美味しく

いつもしあわせな気持ちしてくれたので

きっと たくさんの人が

しあわせな思いでいっぱいになることは

バジルおばさんの願いでもあるので

旅の無事を祈るのでした







野原の工場



森や野原の あちこちに

次々と建てられていく

小さな工場


働いているのは

葉っぱたち


大きな葉っぱも 小さな葉っぱも


機械では作れない

良い香りのする

新鮮な緑色の酸素を作っています





枝垂れ桜




金のかんざし

銀の帯

薄紅の 着物の袂をひるがえし

静かに開かれる

枝垂れ桜の

春の舞