現在最も需要が高く将来性もあると言われているのが、AIエンジニアです。

AIエンジニアのうち約8割が情報分析をし、2割がAIを開発する役割を担っています。

活躍できるフィールドとしては、感染拡大予測や医療情報、スマートフォンなどの分野が挙げられるでしょう。

近年、AIは急速に普及してきていますが、AI人材が足りないとしている企業は全体の約7割と意外にも高い割合となっています。

次いでクラウドエンジニアも、現在非常に需要が伸びている職種の一つです。

世界的にクラウドサービスが広く利用されていることから、特にAWSを扱えるエンジニアの需要が高くなっています。

クラウドエンジニアは大別すると、クラウドへの移行を担うエンジニアとクラウド上で新システムを開発するエンジニアの2種類です。

今後クラウドからさらに新しい技術へ移行する可能性も考えられますが、現時点では最も活躍できるエンジニアでしょう。

さらに、IoTエンジニアも非常に需要が高いエンジニアです。

IoTへ参入する企業がますます増える中で、しばらくは求人が減少しない分野だと言われています。

モノとインターネットを繋ぐ仕事なので、担当する製品によって求められる知識が異なるのが実情です。

家電業界や自動車業界、建築業界など活躍できるフィールドが多岐にわたる点が魅力でしょう。

フリーランスのエンジニアとして活躍したい場合には、このように需要の高い職種を選ぶことが大切です。

スマート農業とは、ロボット技術やIoT技術などの最先端技術を活用する農業のことです。

IT業界において日進月歩で進歩していくAI技術も取り入れられており、農作業の人手確保や負担軽減に向けた取り組みが行われています。

また、スマート農業は海外では先んじて研究や導入が進んでいるのが特徴です。

スマートアグリ(Smart Agri)やアグテック(AgTech)、アグリテック(AgriTech)などと呼ばれています。

中でも広い農地を誇るアメリカでは、ドローン活用をした農薬散布や農地の状況確認、情報収集などで実用化されているのです。

日本は元々食料自給率がおよそ37%と低く、食料の多くを輸入に頼っている現状があります。

物価は食料生産先の状況によって左右されやすく、食品という必要不可欠な品が値上げされれば家計は大打撃を受けるでしょう。

こうした輸入ありきの食料状況も、スマート農業によって国内の食料自給率が上がれば改善されていく可能性があります。

スマート農業の研究や導入は、最も食料生産率が大きい北海道で特に進められているのが現状です。

北海道大学では2022年度に、スマート農業の研究や教育の新施設を開設しました。

無人のロボット農機の運用、撮影した作物や害虫の画像から病気の状況をスキャン・分析するAI技術が開発されています。

さらに、ロボット農機による作物の農薬散布や、肥料散布システムの開発も行われているのです。

実用化に向けた取り組みが、幅広い企業との提携によって推し進められています。

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