長男は小学校低学年の頃、

とあるひとりの男児から

執拗なイジメを受けていました。


年齢的な理由で、

担任の先生やママ友からは

「単なるちょっかいだ」

と、思われていたかもしれません。


でも私たち親子がどれほど苦しんだか、

泣いてきたかを知らないから、

そんなことを言えるのです。


あれは、紛れもなくイジメでした。


息子は今でも心に傷を負っています。


あんなに純粋でキラキラしていた息子の精神は、

今や酸いも甘いも知った大人のような精神へと

変貌しました。


たった6.7歳そこらで

世の中の理不尽さを嫌というほど知って、

息子は強くもなったのです。


イジメのおかげではありません。


イジメを乗り越えた息子の強さの賜物です。


余りにもしんどい日々だったので、

今となっては落ち着きを取り戻したものの、

この出来事に蓋をしていました。


だけど、

息子が懸命に闘い抜いた日々を

闇に葬りたくない。


誰かが過ちを起こす前に

「ちょっと待った」

をかけたい。


そんな気持ちが湧いてきました。


もしかすると、

「そんなこと、よくある話じゃん」

「大袈裟なんじゃない?」

なんて思う人もいるかもしれません。


でも、

その取るに足らないかもしれない

【よくある話】

のせいで、

明日を考えられない人がひとりでもいるのなら

それは絶対に見過ごしてはいけない問題だと思います。


私は忘れていません。


これからも忘れません。


完璧な子育てはありません。


もしかしたら私だって、

間違った育児をしているのかもしれません。


何が正解なのかわからない子育てに、

みんな必死になって向き合っている。


だけども、

中には人を陥れることで

アイデンティティを確立しようとする子育てをしている人がいること、

それも一定の割合で存在していることを

私は知りました。


この世の中から、

歪んだ競争が無くなることを

願います。


少しずつ、

書いていこうと思います。