嬉しくない役満、
サブタイトルとして“トッププロから教えられること”としました。
今回、書こうか、書くまいか悩んでいたんですが
何人からか、書いたほうがいいんじゃないですか?
という言葉をいただいたので、書くこととした。すいません。
あじさい記念 初日(準々決勝とでも言うのでしょうか)
私は河野プロと同卓した。
1戦目、河野プロが2着、私が3着、
2戦目、1戦目トップだった人が抜け出し、3人が1000点以内で
競っている状況。
南2局、事件が起きた。
南2局 西家:岩村 ドラ:⑥
配牌 六七④⑥249東西西北北白 (9は間違っているかも?)
六七八南 東(ポン) 北(ポン) 西(ポン) ロン:南
32000点和了
本来であれば、こういう大会で役満あがれたんだから
嬉しいんだろうけど、嬉しくない役満は初めてでした。。。
妙に考え込んでしまって、その日の夜はほとんど寝れず
両目ともに真っ赤に充血して準決勝は対局しました。
(準決勝敗退と睡眠不足は全く関係ないです、
ひとえに自分の力不足です)
ワイルドキャッツのHPに既に書かれていますが
準決勝を争っている当面のライバル
(ライバルと言うのは図々しいですが)に風牌、三副露の役満を
あがられたのに、河野プロはこの件について、その場でも
本人不在の場でも放銃者を責めることは一切しませんでした。
『役満はいいんだよ。それよりも、三戦目に一度はまくっておいて、
そこからまたまくられたんだから』って。
河野プロは本当にトッププロなんだって、あらためて思わされました。
そして河野プロの人間性がまた好きになりました。
河野プロと私は同級生でいいオジサンなんですけどね
麻雀プロは麻雀が強いだけではダメなんだと、
人間性も磨かないとダメなんだということを河野プロから教わりました。
阿部プロも普段は “寡黙な王者” そのもので物静かなんですが、
飲むと明るくて楽しいんです。
で、ライセンスSのトッププロである阿部プロのほうから
田舎のプロとしてまだ全然ダメな私にことあるたびに
握手を求めてきてくれます。
麻雀プロの前に人間として、プロなんだと。
トッププロからは色々なことを教わっています。