【準決勝 3戦目】
2戦目までのポイントは
古久根プロ : +1.8 藤中プロ : +35.7
仲川プロ : ▲35.9 岩村 : ▲1.6
藤中プロはラスさえひかなければ決勝進出。
ほぼ古久根プロと私の着順勝負。
東1局 南家:岩村 ドラ:六 東家:仲川プロのリーチ
一二三四五六七八344発発 ツモ:発
東家のリーチなので、オリようと思ったところに発が暗刻になり
仲川プロが9、六、九 を捨てていることで、3 を勝負。
直後、安目ではあるが
一二三四五六七八44発発発 ロン:六
5200点を仲川プロより和了
東2局 東家:岩村 ドラ:東
五六東東東 ロン:七 藤中プロより12000点和了
配牌時一枚だったドラの東が藤中プロが切った直後に対子になり
またすぐに暗刻となって、12000点を和了することが出来た。
藤中プロもピンズ待ちでピンフの1000点をテンパイしていたとのこと。
ここまでをポイントで表すと
古久根プロ : +6.8 藤中プロ : +8.7
仲川プロ : ▲47.1 岩村 : +31.6
油断はしたわけじゃないけど、もしかしたら “いける!”
と思ってしまいました
東2局 1本場 東家:岩村 ドラ:8
牌姿は忘れましたが、ツモ四暗刻のイーシャンテンとなったので
ドラの8を手放しましたが、数順後、古久根プロが切ったソーズに
南家 藤中プロから “ロン” 面前清一色ドラ2のバイマン
ここまでをポイントで表すと
古久根プロ : ▲29.5 藤中プロ : +45.0
仲川プロ : ▲47.1 岩村 : +31.6
ここで古久根プロと60ポイント以上離れて、
上下2人の関係出来たので、本当に決勝進出の現実味が
帯びてきたと思いました。
南1局 この大会で私が犯した最大のミス
南1局 南家:岩村 ドラ無し 配牌が以下
一一一①④④⑤⑥⑥345南 ツモ:南
打:①(ダブリー)
これは私がB級ライセンスに認定されて、
ワイルドキャッツの何切るに出した問題。
通常なら私もリーチはかけないと思いますが、この時は
出アガリ6400点、ツモで2000-4000で決定打にしたいという
気持ちからダブりーを宣言してしまいました
これに古久根プロが無スジを切り飛ばし、リーチのみで
追っかけてきました。
結局は古久根プロのツモの500-1000なんですが
この時のリーチ棒がこの後の勝負の分かれ目となりました
南2局 東家:岩村 ドラ無し
一二三八九①②③⑦⑧⑨11
序盤の捨牌 五中四南六???でリーチ
(?が何個あったかは覚えていません)
このリーチは本来はかけるべきではなかったかもしれませんが
ツモれるんでは? というオカルト的な発想をしてしまい
“リーチ”と言ってしまいました
リーチしなかったら、古久根プロから 七が出ていた可能性がある。
古久根プロからも対局後 『捨牌が派手だったからね~』
とコメントしていただいた。
途中、仲川プロからマンズの面混一七対子で追っかけリーチが
入ったけども流局。
ここまでの点棒状況は
古久根プロ : 18300点 藤中プロ:32200点
仲川プロ : 23300点 岩村 : 44200点 供託 : 2000点
総合のポイントで表すと
古久根プロ : ▲14.9 藤中プロ : +42.9
仲川プロ : ▲47.6 岩村 : +27.6
南2局 1本場 ドラは忘れましたが
仲川プロが先行リーチ。手牌はドラマチの七対子。
途中、古久根プロからドラが捨てられるも、仲川プロからは
“ロン”の発声は無し
最低でもハネマンをアガルという意志の表れであろう。
結果は古久根プロが3000-6000のツモ
ここまでの点棒状況は
古久根プロ : 33600点 藤中プロ:29100点
仲川プロ : 19200点 岩村 : 38100点
総合のポイントで表すと
古久根プロ : +10.4 藤中プロ : +29.8
仲川プロ : ▲61.7 岩村 : +21.5
もうほとんど古久根プロとのマッチレース
藤中プロはラスさえひかねれば大丈夫だろう。
南3局は古久根プロがリーチして流局。
点棒状況は
古久根プロ : 35600点 藤中プロ : 28100点
仲川プロ : 18200点 岩村 : 37100点 供託 : 1000点
南4局 1本場 ドラ:北
時間切れということで、これが最終局
アガリ勝負なので、古久根プロが北家でないことから
私の第一打はドラの北。
勿論、古久根プロが北家であれば、北は切らないんですが。
しかし、その北を北家の藤中プロが“ポン”
藤中プロは別にアガル必要はないので、この“ポン”には
ビックリしたんですが、藤中プロは自ら決めにきたのか、と
私は思いました。
そうなると、状況は変わってきて、藤中プロにロンされる牌は
出せないということで、捨牌も細心の注意を払いました。
私はなかなかメンツが完成せずにイーシャンテンのまま
古久根プロは終盤、藤中プロの捨牌で形テンが取れ、
私のリャンメンターツの待ち牌である①-④が
あまり出ていなかったので、最終ツモで引け!と思ったのですが
無情にも発。。。
結局、藤中プロもノーテン。これにはかなり驚きました。。。
(ま~この件については、多井プロからこっぴどく叱られてました)
南4局 終了時の点棒
古久根プロ : 38600点 藤中プロ : 27100点
仲川プロ : 17200点 岩村 : 36100点 供託 : 1000点
総合のポイントで表すと
古久根プロ : +25.4 藤中プロ : +27.8
仲川プロ : ▲63.7 岩村 : +9.5
ということで、古久根プロと藤中プロが決勝進出となりました。
私はここまでこれたことに充実感はありましたが、
日に日に悔しさが増し、色々考えさせられましたが
一回の大会で日本の麻雀界を代表する複数のトッププロと
公式戦で真剣勝負が出来たことは私の麻雀人生において
二度と起こらないであろう貴重な財産となりました
また、麻雀の結果以外に嬉しかったことは
大会初日、銀座へ向かうタクシーの中で
まだ、今みたいに会話することなかった釜本プロから
“頑張ってくれ”と言われたこと
(本来は浜崎さんだけに言うつもりだったとは思うのですが)
それと、2日目に私の応援の為に私よりも早く会場入りし
ベスト16から対局をずっと応援していただいた桐谷さん、
本当に嬉しかったです ありがとうございました。
勿論、岡澤プロはじめ、応援に駆けつけていただいた
平木さん、浜崎さん、ありがとうございました。