ストーリー :⭐️⭐️⭐️⭐️

 演出   :⭐️⭐️⭐️⭐️

キャラクター:⭐️⭐️⭐️

 独自性  :⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

 音楽   :⭐️⭐️⭐️




 ​あらすじ

主人公のジェイ・ハイタワーは、恋人のヒューとデートを重ねた末、ある日、彼と肉体関係をもつ。

しかし、その直後にジェイはヒューにクロロホルムを嗅がされ、意識を失う…


車椅子に縛り付けられた状態で目覚めたジェイ。

ヒューは性交によって、ある呪いをジョイに移したと告げます。


その呪いに憑かれた者は、人間の姿形をした「ソレ」に追いかけられる。

「ソレ」は、ゆっくりと歩き、呪いに憑かれていない者の目には見ることができない。

「ソレ」は、呪いに憑かれた者をつかまえて殺すと、その前に呪いに憑かれていた者を追いかける。


「ソレ」がジェイを追いかけ始めると、ヒューはジェイを車で家に送り届けて、行方をくらます。

翌日、学校で「ソレ」に追いかけられて恐怖を感じたジェイは、妹のケリー、友人のポールとヤラと共に一晩を過ごすが、

その夜、「ソレ」に追いかけられたジェイは家を飛び出し、近くの運動場へ逃げる。


隣人のグレッグの協力を得て、ジェイたちはヒューの本名がジェフであることを突き止めて、彼に会いに行く。


ジェフは、かつて一夜限りの関係で他の女性から呪いを移されたことや、

ジェイも性交によって他の人物に呪いを移せることを、ジェイたちに説明する。


仲間たちとグレッグの家に滞在していたところ、「ソレ」に襲われたジェイは車で逃走を図るが、

途中で交通事故を起こし、意識を失い、病院で目を覚ます。


グレッグは「ソレ」に怯え、憔悴しているジェイを助けるため、彼女と肉体関係をもち、呪いを引き受けるが…



数日後、グレッグは「ソレ」に殺される。


再び標的がジェイに戻ったことで、ジェイたちは、「ソレ」を倒すしかないと考え、

覚悟を決め、誘き寄せて倒す計画を立てるが…



 ​おすすめポイント


【おすすめポイント①】

じわじわと追い詰められる恐怖

「ソレ」は呪いを受けた本人にしか見えないため、自分で警戒をする必要があり、

他人に見張りを頼むこともできないため、心身共に休むことができません。


また、見た目は普通の人間と変わらないため、一目では区別がつかなく、

人混みの中では、全てが「ソレ」に見えてしまい、気が狂いそうな程の恐怖と緊張感があります。


「ソレ」は徒歩でしか移動できないため、早歩き以上で簡単に逃げられますが、

追われ続ける状況が怖すぎます。


実際、ジェイは逃げている間、体力よりも精神的にキツそうにしているシーンが多いです。


さらに、見た目で判別ができない以上、対応は下記に限られます。

・自分に見えて、他人に見えない人を片っ端から探す。

・自分たち以外の人気の無いような場所に移動し、こちらに向かってくる人がいないか確認する。


ジェイたちも作中で、リフレッシュも兼ねて、湖近くの避暑地まで逃げましたが、一時の休息をしますが、

「ソレ」が自分たちに向かってくるのを目にして、再度逃げます。


「ソレ」の居場所が分からず、どこから襲われるのか分からない恐怖もかなりのものでしたが、

ハッキリと追ってきてるのが見えるのも無茶苦茶に怖い演出でした。


やっぱり「ソレ」は実在して、確実に追ってきている事実を突きつけられるのは無惨でした。


ビックリ系のホラーも好きですが、こう…じわじわ侵食されていく様な恐怖が味わえる良い作品でした。

心臓の弱い方でも観れますね🤣



【おすすめポイント②】

観やすいテンポ感

この作品は約100分(1時間半)くらいの作品の為、隙間時間などで比較的、観やすい作品となっています。

また、ホラー映画は90〜120分の作品が多いですが、その中に恐怖シーンや演出を盛り込むため、

通常シーンと恐怖シーンで、テンポなどの差が激しく、疲れてしまい、緊張感が薄らいだり、

情報量が多くなり、途中でよく分からなくなってしまったりすることなど稀にあります。


ですが、この作品は、追加情報は最小限に、緊張感や恐怖演出は小出しに、尚且つ丁寧に入れてくれるため、

最後まで緊張感を持って映画に集中できます。


ホラー映画を見慣れない人だけでなく、普段、映画を見ない人でも十分に楽しんでもらえると思います。



【おすすめポイント③】

良い感じのB級感

この作品は低予算で制作されたため、他の大作と比べ、無茶苦茶作り込まれていたり、すごい演出が入っていたりする訳ではないのですが、

役者さんの上手い心理表現だったり、音楽やカメラアングルなどで恐怖や緊張感を煽るなど、技術でカバーしています。


また、ところどころに「もう一声!」と思うような十分な演出だけど、なんかちょっと物足りなさを感じるような、

2014年の作品なのに、もう1世代昔の作品のような雰囲気を漂わせ、それがまた作風とマッチして良い効果を生んでいます。


真剣に観ても楽しめるし、

ツッコミどころと言いますか…え?と思うようなところもあるので、

友達とかと和気藹々と観る分にも十分に楽しめると思います。



 ​まとめ

今日紹介した作品は2014年公開の映画イット・フォローズです。

おすすめポイントは、

①じわじわと追い詰められる恐怖感

②観やすいテンポ感

③良い感じのB級感


この作品は、一部のサブスクでも観れるので、興味を持った方は是非観てみてください!

私の言語力がないために、イマイチ興味を持てなかった方は、是非本編をみて観てください!

絶っっっっっっっっっっっ対後悔させません!


他にも、マンガやアニメの紹介記事も書いているので、

もし、お時間あれば他の記事も読んでいただけると嬉しいです。


作品を観た感想や皆さんのおすすめ作品などをコメントした頂けると更にさらに嬉しいです!



最後までお読み頂きありがとうございます!

1つでも新たな作品との出会いを楽しんで頂ければ嬉しいです。


またお会いしましょう。