既にまひる野誌6月号にて告知されていますが、8月に開催予定だった全国大会は新型肺炎の流行による現状を鑑みて来年の8月に延期といたします。
※これだけでは寂しいので、以下2020年6月号の新型肺炎流行を扱った歌を一部紹介します。
いつの世も物資不足は闇を呼ぶマスクが足らねばマスクに闇が /三宅昭久
ウイルスをひろひ帰るを心配しふる里は遠くさみしい彼岸 /坂田千枝
いつよりかマスクの顔がわれとなりマスクの中で低くなる鼻 /伊藤利恵
粛々と葉桜になりささくれはいまだ痛くて テレワークならず /荒川梢
「布マスク2枚」にすぽんと抜かれたるわたしの度肝、あおみどりいろ / 北山あさひ
蒸気でホッとうるおいマスクの残骸をつけたOさん 朝の駅にて /佐巻理奈子
この春を生き延びようねと切り上げて半分はまあ冗談、そして / 富田睦子
避病院といふものありきその前は走り過ぎよと教へられたる /麻生由美
マスクもガウンも底見えたりと友の声ごめんってなんだ、でもごめんしか /小原和