使うことの無いだろう創作ネタが思いついたのでメモ代わりに残しておく。たぶん使わないのに残す意味は? と聞かれても困る。消したくなったら消すことにする。

 

 アニメや小説を見ている時に、ループものというジャンルを見たことはないだろうか。キャラクターによっては一日を何百回も繰り返したり、二週間を何万回と繰り返す。かと思うと一日を両手で数えられる数を繰り返しただけでメンタルを壊すキャラもいるわけだ。

 さて、あなたはこのようなキャラクター達を見てどう思うだろうか?大変だなーとか、一日を数回繰り返すだけでメンタルが壊れるなんてメンタルが弱いとか思うかもしれない。

 

 しかし、どう思おうが、比較対象が無いのだ。現実でループなんて起こりえないのだから。もしあなたが引きこもり生活をしていて、毎日することがほとんど変わらなかったとしても、外から聞こえる声も、テレビでやっている番組も、太陽の沈む時間も、何より日付が違うのだ。どんなに代り映えのない生活をしていたとしても一日がループしていないことは上記が明白にしてくれるわけだ。

 

 現実でループが出来ないか、と言われれば出来ないことも無い。防音室で、決まったセリフを喋るロボットなんかを用意して一日中対談させれば良いのだ。もちろん、カレンダーも、パソコンもテレビも置かずに。本人が飽きないように五体くらいはキャラクターを割り振ったロボットなんかを置けばいい。ロボットと一日中対談するという日を毎日続ければループの完成だ。ロボットは変わり映えの無いことしか喋らないし、日の巡りを認識させる要素も無い。

 

 だいたいの読者は気付いているだろうが、このプランにはいくつか大きな問題がある。ロボットのメンテナンスをいつするんだ、とか、ロボットを人が殴って壊したら意味ないだろうとか、だいたい日付の変わる要素を排除したところで体調の変化はするだろうとか。何より、これを現実世界で行うということはエンタメの提供以上の価値が無いのだ。今後宇宙がループすることはないだろうし。そして、もしこの実験に価値があったとして、上記の問題を全てクリアに出来たとしてもループを体験した人間は心がぶっ壊れ、心をぶっ壊させる体験を提供した奴は逮捕されるだろう。なんの法律に触れるか知らないけれど。というかもはや実験と呼んでしまっている。ループ=実験と言う方程式が頭の中にどうやらあるらしい。

 

 そもそもいろいろと問題があるし、一生実現しない空想話なのだけれど、こういった突拍子のないくだらない話と言うのは考えていてとても楽しい。読んでいる側が楽しいかは知らない。どこで使えるかと言えば「リアル世界を描いたフィクションでこの実験を使って大富豪が一般人を見て楽しむ」位じゃなかろうか。なんならあるかもしれない。きっとそのフィクションでは誰かが予想以上の踏ん張りを見せて疑似ループを耐え抜き、その根性を認められて疑似ループを脱するのだろう。その話が面白いかは知らない。