腹腔とは

肋骨と骨盤の間

↓

「がらんどうになっている空間」

胃腸など消化器系の臓器が収められている

腹腔には骨格がない

腹壁(腹腔の内面の壁)や筋肉が内臓を支えています

腹腔を囲む4つの筋肉

横隔膜(おうかくまく)

呼吸に合わせて上がったり下がったりする筋肉
腹横筋(ふくおうきん)

腹腔をコルセットのように覆っている筋肉
多裂筋(たれつきん)

背中にある体を捻る際に腰椎を安定させる筋肉
骨盤底筋群(こつばんていきんぐん)

骨盤に蓋をしているような筋肉

これらの筋肉は

体幹の深層部にある

インナーマッスル

腹腔を上下左右から囲む

内臓を支える働きをしている

腹腔を囲んでいる4つの筋肉

体幹の深層部にある筋肉ですが

体幹を輪切りにすると

表層⇒中間層⇒深層⇒腹腔

の

構造で

体幹の「表層」と「中間層」にある主な筋肉は次の通り

体幹の表にある主な筋肉

腹直筋(ふくちょくきん)

腹部の正面にある筋肉
外腹斜筋(がいふくしゃきん)

いわゆる脇腹の筋肉
脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)

背骨まわりの筋肉の総称

体幹の真中にある筋肉

内腹斜筋(ないふくしゃきん)

外腹斜筋の内側にある筋肉

脊柱起立筋の下部（せきちゅうきりつきん）

腰椎(ようつい)のまわりの脊柱起立筋

体幹の主動筋として働き体の大きな強い動きを行い

腹筋運動や背筋運動ではこれらの筋肉が使われ鍛えられています

内臓を所定の位置に戻すことで

ポッコリお腹も消える

人間が生命を維持する上で極めて重要な役割

胃腸などの内臓が正常に機能するよう

所定の位置に収め守っています

体幹の筋力が衰えてしまうことで

内臓が斜め前方へとずり落ち

その重みで

下腹がポッコリと出て

しまうありさま

そのために

体幹には

腹圧(腹腔内の圧力)を高め

内側から背骨を支える役割があり

大きく息を吸い込んでから呼吸を止めると腹部が緊張し体幹が安定

これが腹圧が高まった状態

すると

↓

背骨がしっかりと支えられます

よく「お腹に力を入れて」

と言いわれますが

それは腹圧を高めること

※アスリートにとっての「体幹トレーニング」とは

この腹圧を高め体幹を安定させるトレーニングを指している場合が多い

体幹は全てが繋がっており

手や足など胴体から繋がっている部分の機能を高める役割があり

手や足の機能が高まることで体の動きが良くなり

パフォーマンスUP

逆に！

いくら腕や脚を鍛えても

胴体がグラグラでは

実際の競技動作においては残念ながら

使い物にならない事実

猫背を治そう

人間には

猫背になりやすいという骨格的な

特徴があり

長時間のデスクワークを続けていると

知らず知らずの内に

猫背になってしまう人が多い

体幹を鍛えると腰椎が安定し

更に腹圧も高まり

背筋が伸び猫背が解消される

猫背が解消したら

次は

背骨や骨盤の位置も安定

骨格が適正な位置に保持されることで

肩凝りや腰痛の改善

治療院等で肩凝りや腰痛を治すのに

骨格の矯正を

行うのはそのためでもあり

自分でも日頃の意識から変えられる

背筋ぴ～ん

と

なり

体幹に

大胸筋・広背筋・大臀筋など

大きな筋肉が多くあり

体幹を鍛えることで基礎代謝を効率よく上がり

エネルギーが消費されやすい体質となり

太りにくくなります

他にも

体幹を鍛えることで

内臓の動きが活発になり便秘などの症状が解消

体幹が衰えると

胃腸の蠕動運動（ぜんどううんどう）も鈍くなり

胃もたれや消化不良の原因になってしまう

これから出産を迎える方

体幹を鍛えるこで骨盤まわりの筋肉が強化され骨盤が安定

女性の場合、骨盤まわりの筋肉は出産においても重要な役割を担っています
体幹を鍛えることは安産にも繋がる

毎回zoom無料ヨガでも行っている

プランク

ドローイン

続けていきましょう

腹腔はどこを指すかわかる？