数日前のこと。
朝リビングでタロー(高3・息子)とまったりゴロゴロしていたら、起きたばかりのメイ(大3・娘)が「おはよー」とのっそりやって来た。
メイの顔を見たら目がウルウルしていて様子が変。
私が「どうしたの。嫌な夢見た?」
と聞くと、口がへの字になり私に抱きついて、泣きながら
「うん。悲しい夢見た…」と。
メイが見た夢は…
一つのバイトが終わって、もう一つのバイトへ向かうために大急ぎで自転車をめっちゃ漕いでたの。
(その道はメイが小さい頃によくポンと自転車で一緒に走っていた、公園から家までの2.5キロくらいの実在の道)
ふっと横を見たら、隣りでお父さんが自転車で走ってたの。
生きてたんだ!って思って。
すごく嬉しくて(泣)
ずっと隣同士で走ってたよ。
それでお父さんにいっぱい質問したくて、自転車こぎながら必死に聞いたの。
「今までどこにいたの?」とか
「今まで何してたの?」って。
どこかで生きてたってことは、別の家族がいるのかな、とかって思ったの。
だけど何を聞いてもお父さん困った顔して、答えてくれなかった。(号泣)
認知症になったおじいさんが質問にうまく答えられないみたいな感じで、モゴモゴしてて。
でもとにかく嬉しかった。
ずっと一緒に走っていたいって思ってたけど、私がバイトに向かう方の道と、お父さんが家に帰る方の道の分岐点が来ちゃって、お父さんに「じゃあね」って言ってバイバイした途端に起きた。
私も涙涙でした。
私「お盆だから会いに来てくれたのかな」
メイ「うん。お盆ってほんとすごいね」
それと、メイは仲のいい友達のお父さんが闘病の末に亡くなったことを前日に聞いたばかりだから、そのこともきっと影響してるね、と言ってました。
メイがポンに聞きたいことを一生懸命に質問してるのにちゃんと答えてくれなかったってことが、聞いていてとても切なかった。
だけど夢の中でお父さんは優しい明るい表情だったそう。それを聞いてとても嬉しかったです。