お釈迦さまの八相図

八相図　石造　5世紀　サールナート考古博物館蔵（『神仏のかたちシリーズ　釈迦如来』Gakken, 2007から）

八つのできごとが刻まれています。

上段左右には、初転法輪（サールナート）、涅槃（クシナガラ）

二段目同には、三道宝階降下（サンカーシャ）、舎衛城大神変・千仏化現（シュラーヴァスティー）

三段目同には、猿猴奉蜜（ヴァイシャーリー）、酔象調伏（ラージャグリハ）

下段左右には、誕生（ルンビニー）、降魔・成道（ブッダガヤー）

とあり、お釈迦さまの四大事を上段、下段に配し、二段、三段は成道後、すなわち教化活動におけるエピソードとなっています。ですから、八相成道とは、異なっています。またここでの八つのできごとは、それぞれが起こった場所が特定されています。地図でご確認ください。（また横になってしまいました。どうすればいいのでしょうか。）