When Buddha decided to break from the worldly life, he made four great vows: 1) To save all people; 2) To renounce all worldly desires; 3) learn all the teachings; and 4) to attain perfect Enlightenment. These vows were manifestations of the love and compassion that are fundamental to the nature of Buddhahood.

 

(だから、)仏はその修行の初めに四つの大誓願を起こした。一つには誓ってすべての人々を救おう。二つには誓ってすべての煩悩を断とう。三つには誓ってすべての教えを学ぼう。四つには誓ってこの上ないさとりを得よう。この四つの誓願をもととして仏は修行した。仏の修行にもとがこの誓願であることは、そのまま仏の心が人々を救う大慈悲であることを示している。

 

break from (someone or something) : to end a relationship, connection, or agreement with (someone or something) Merriam-Webster

When Buddha decided to break from the worldly life(直訳)ブッダは世俗的な生活との関係を絶とうと決心したとき、すなわち出家を決意したとき、という意味。

renounce:[他動詞]放棄する、捨てる

manifestation:[名詞] 表明

fundamental to:~の基礎となる

-hood:語尾につくと、「状態、性質」などを意味します

manifestations the love and compassion that are fundamental to the nature of Buddhahood(直訳)ブッダであることの本質を基礎づける愛情と思いやり(すなわち、慈・悲)の表明(である四つの誓い)

 

この四つの誓いは、「四弘誓願」といいます。大乗菩薩が初発心時に必ず立てなければならない四つの誓いのこと、をいいます。英語表現の通り、

 

あらゆる衆生(英語では「ひとびと」)を救済すること

世間的な欲望(煩悩)すべてを放棄する/捨てること

[仏さまの]教えをすべて学ぶこと

完全なさとりに達すること

 

であり、漢字仏書での表現では

 

衆生無辺誓願度 煩悩無数誓願断 法門無量誓願知 無上佛道誓願成

 

等となります。

 

 四弘誓願については、Web版・新纂浄土宗大辞典「四弘誓願」(平岡聡)は詳しく、また2005-01-3の投稿「四弘誓願について」もあわせて、ご参照くださいませ。