2014/2初回投稿、2018/9/21改訂、2023/11/25改訂

 私は79歳(2023年11月現在)になります。主な関心はインド哲学です。インド哲学はスピリチュアルに比較するとハードルがかなり高く、推奨はしません。

 若い人や大人でもシンプルな人生を送った人、恵まれた人生を送った人にはピンと来ない部分が多いでしょう。と言っても、スピリチュアルを下に観てはいません。この世で出逢うことはそれぞれに縁が有ってのことなので人の学びに軽重を言えません。
 
 全ては学びです。はっきり間違ったことでも辞められない人がいます。それでも、忠告は一度だけです。

 自分の生き方を占い師に相談するなどは安易な道です。各自が脳髄を振り絞って考えるべきです。

 現実世界は人が人として本来的な生き方をするには障害が大きいです。生きていく上で覚醒の邪魔になるもので満ちているので誰も簡単には覚醒できません。

 私はサラリーマン経験が長くはなく、大企業や一流企業で勤めたことはありません。皆が当然と思うことでも何故と考える傾向が有り、組織の一員としては向かないので、そういうところで働けば下積みのままで終わったでしょう。

 幸か不幸か小企業だったので私の能力でも大幹部になれました。人材であるかないかは相対的な問題なのです。

 少しは自信が有り自由に生きたい人は自営業やマイナーな所に勤めたら如何でしょうか。自由に生きた人と下積みのままだった人、つまり上長の意向を常に気にし続けた人とでは50歳過ぎたあたりで、はっきり 顔つき が違います。


 あまり大声で言うのは憚られますが、人の賢愚には大差があり、賢こい人はとても少ない割合です。また自分の頭で考えず人が言った通りとか、世間で考えるようにしか考えない人は多いものです。個性を殺ぐようにしているのは学校ばかりではなく、あらゆる所と言ってよいのです。エネルギーも個人差が非常に大きくパワフルな人は少ないものです。


 基本的に人は大きくは変われません。読書や思索は大抵の場合、いったん思い込んだ自分の考えを補強する方向にしか寄与しません。学者や作家などには精神的幼児が少なからず見られますがこれはその為です。人を変えるのには長い年月と多くの経験が必要です。短期間で変える環境は戦争や、大不況、大災害、などです。

 こういうもの無しで変えたかったら、早いのは、例えば海外に住むこと、付き合う人を迷いなく替えること、時間の使い方を大幅に変えることなどです。自己啓発本を読んでの堅い決心というのはあまり期待出来ません。


 現代の日本は女性原理で動いています。社会の進歩に伴い、どんどん目覚める人も増えてる一方では、どんなに愚かしいこと、無思慮なことがあっても“XXの身になって”“XXに寄り添う”見方も強力です。

 いろんな病名が考案され、創出され、それに伴い弱く愚かしくなる人がいます。


 弱者への度の過ぎる配慮は、ファシズムや野蛮の温床となります。いずれは“いいかげんにしろ”とブチ切れる人々が現れます。

 こういう状況ですが、多くの人は失うべき社会的地位も無いのに、言うことがおとなし過ぎます。私の場合、失うべき社会的地位はありません。言うなれば気楽な立場です。以下纏まりを考慮せず書いていきます。