そのテーブルは移動されていた。
何故?
移動しなければいけなかったのか?
は、
分らないが、
とにかく、
テーブルを移動しなければいけなかったのだ。
誰が、
いつ、
移動したのだろうか?
は、
分らないが、
謎は深まるばかりである。
一体、
何の為に?
謎は、
更に深まるばかりである。
テーブル移動事件の、
真相に迫る。
何故?
こんな時に、
何の為に?
本当に不思議である。
その時、
ふいに、
お母さんが帰って来た。
「ただいま〜」
「おかえり〜」
「テーブル移動したのお母さん?」
「そうよ」
「いつ?何の為に?」
「それは秘密よ。」
さて、
どういう事だろうか?
いつ?何の為に?
テーブルは移動しなければいけなかったのか?
夕方、
ピンポ〜ン。
と、
ベルが鳴った。
配送屋さんが、
オルガンを持って来てくれた。
何だ、
そういう事だったのか?
その日以来、
一生懸命、
オルガンを弾く、
僕が居た。