日本第一党の桜井誠党首は、現在人工透析の闘病中です。しかし、それをおしてまでの都知事選出馬表明。

一体何がこれほどまでに彼を急き立てるのか?

それはつまり、日本がそれだけ追い詰められているということです。

桜井誠党首が予想したことはかなり的中率が高いので、日本が崖っぷちだということは、事実だと思います。

ある日、突然アメリカ軍が日本から撤退、シナの人民解放軍がそれに取って代わり日本がシナ自治区に、

というシナリオも決してないことではないでしょう。

そうなる前に、何とかしたい思いが彼にはある。

 

その思いがさらに具現化したのが、日本第一党から派生した党である『日本のための選択肢』。

これは、日本第一党の元幹事長だった中村和弘氏が代表を務めます。

『日本のための選択肢』は主張の軸が日本第一党と同じですが、路線・方針が違う。

中村氏が述べられているところによれば、

『日本のための選択肢』は選挙に当選することを最大の目標に掲げているようです。

その点が、選挙戦や運動を通して国民に日本の現状を訴えることを第一と考える日本第一党とは違います。

 

これを日本第一党への反旗と考えるのは早計です。

というのも、『日本のための選択肢』は桜井誠党首の発案だからです。

日本第一党が選挙を苦手としていることを考えると、こういう戦略の取り方は決して不自然ではないでしょう。

恐らく、日本の行く末を真剣に考えている人達の多くが、

在特会や行動する保守運動を色濃く反映する(少なくとも一般の国民がそう考える)日本第一党よりも、

もっと柔らかでより政治的戦略に長けた保守の党を望んでいたのではないでしょうか。

 

百田直樹氏が結党した日本保守党があるじゃないか、と言う人がいるかもしれませんが、

日本保守党には既に幾つかの不安要素が内在しております。

一つは、LGBT容認の河村たかし市長を共同代表に立てていること。

そもそも百田氏が日本保守党を立てた最大の根拠は、自民党がLGBT法案を強行に通したことです。

ユーチューブで彼が散々言っていたことなので、これは間違いありません。

なのに、河村氏を代表にしたことは、いくら政治的判断だとしても矛盾が過ぎるのではないか。

二つには、日本保守党の党名自体が盗用ではないかということ。

日本保守党というのは、元々石濱哲信氏が代表を務める日本保守党が元祖です。

私ですら知っていますから、百田氏率いる日本保守党の人達が誰も知らなかったというのはあり得ません。

百田氏側は、その党名を何の断りもなく使用しているのです。

百田氏側は日本保守党を商標登録しているということですから、これらの批判を見越していたのではないかという疑義があります。

もし訴えられたら、法的にはどうか分かりませんが、道義的には負けだと思います。

三つには、百田氏自身が腎臓ガンを発症したこと。

肝心の党首が病み上がりでは、今後の不安要素は拭えません。

肝心要のタイミングで再び病魔の前に倒れるということもあり得ます。

四つには、松本人志に対して動画で堂々と政治家への転向を誘っていたこと。

これに関しては、論外であることは言うまでもありません。

 

保守系と言えば、他にも参政党、NHKをぶっ壊せだか政治家女子48党だか分かりませんが立花孝志の党、れいわ新選組(実は極左)などいろいろあります。

ただ、このどれもがパッとしません。

参政党は、幸福の科学教祖の大川隆法氏の発案で出来た党だそうです。

で、神谷宗幣氏は自民党や維新を渡り歩き、パチンコ支持・水道民営化支持だった武田邦彦氏と同志だった経緯があり、かつ反日カルトの統一教会を真の保守と公言していたような人間です。

これだけでも、一貫性のない脇の甘い地頭の悪い人物であることが明白です。全く期待できません。

立花氏に関しては、政治をお金儲けと名声の道具にしているだけにしか私には見えません。

山本太郎氏は、東日本大震災の折に原発で日本は住めなくなると言って日本を捨てた経緯があります。

また、福島県産のベクレてると発言し風評被害を広げました。

他にも、慰安婦問題などの歴史認識において明らかな自虐史観丸出し発言をしていた経緯。

また、外国人優遇・重視の発言の数々と斉藤まさしという超極左の親玉がバックボーンにいること。

そんな超超極左の彼が実権を握れば、恐らく日本は跡形もなく消えます。

今は保守っぽい発言をしていても、本音がそうでないことが、これまでの言動に如実に表れているからです。

神谷氏や立花氏よりも圧倒的に危険ではないかと個人的には思います。

 

日本第一党や日本のための選択肢は、日本の未来を微かに照らす灯火なのです。

そのことに、どうか一人でも多くの方に気付いて頂ければ思います。

 

おわり