後悔と懺悔の間で。

後悔と懺悔の間で。

先日、妻に過去の浮気がバレました。すべて私が悪かったです。妻に謝り、もう浮気はしないと誓いました。後悔と懺悔の中、葛藤する気持ちを綴ります…!

チロチロリン〜♪の童謡と言えばコオロギですが、世の中には鳴かないコオロギがいるらしい。


そもそも何故コオロギが鳴くのかというと、オスがメスを惹きつけるため、要は繁殖のためである。なので、鳴くコオロギはオスに限るのだが、冒頭の件は、オスなのに鳴かないコオロギの話である。


その鳴かないコオロギは、ハワイ島やオハフ島等に存在する。彼らは何故鳴かなくなったのか、この理由は寄生バエの侵入を避けるためだ。

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 コオロギに寄生するハエは「コオロギの鳴き声」を目印として、コオロギに近づき、卵をコオロギに産みつける。孵化した寄生バエの幼虫は、コオロギの身体を食するため、寄生されたコオロギは死亡する運命にある。


そこで、誕生したのが「鳴かないコオロギ」なのである。しかし、ここでパラドックスが生まれる。彼らは、如何にしてメスと出会うのだろうか。

その方法は、明確にして単純、鳴くコオロギのオスに惹きつけられたメスを略奪するのだ。何と彼らは、小判鮫のごとく鳴くコオロギの近くに定位し、そこに近づくメスに求愛をするのである。


何とも卑劣、しかし、こんなヤツは人間社会にも一杯いる。面倒臭いとか言いながら合コンに来て、一番可愛い子を持ち帰ったアイツ。スポーツをしてた私の試合の応援に来て、一緒に来てくれた女の子と付き合ったアイツ。人に残業を押し付けて、自分は若い女子社員と一緒に帰宅してたアノ上司。言い出すと、枚挙に暇がないのだ。

現在、翅をもがれ鳴けない私であるが、鳴かずにずにコソコソするなら、鳴いて怒られた私の方がカッコイイのではないか、そう思った今日この頃です。