5キロマラソンの日まであと一週間。

なかなか思うようなペースでジョギングが出来ない。

スマートウォッチをつけるようになってから、ジョギングの走行距離や時間が一目で分かる。
画面が切り替わって脈拍も表示されていた。

私のマックスは脈拍140

ジョギング終わり133が表示されていた。

ジョギング→ウォーキング

クールダウンして、だんだんと脈拍が下がって行くと呼吸が楽になって行く。

ふと娘の脈拍を思い出した。
130を超える時期は本当に辛そうだった。

目が覚めると「あ〜疲れた💦」と呟いていた。

絶えずジョギングをしているような脈拍。

寝ても疲れが取れない状態が数日間続いていれば、疲労困憊するだろう。

「酸素飽和度が正常でも心臓が持たない。
明日心臓が止まるかもしれません。」

ドクターに言われていた。

ずっとそばで看病していたけど・・・


娘の辛さは、我が身を持って知らなければ本当の意味で分かってなかった。

30分のジョギング中は誰にも邪魔されない時間。
娘の事を思い出したり、祈ったりしながら、自分の胸の中のモヤモヤと対峙する貴重な時間。

何をしていても、どうしても湧き上がる娘への想いや後悔を払拭することは出来ない。

自分の心に蓋をして閉じ込めていた感情 

気分転換で始めたジョギングで正面から向き合う事になった。

涙しながら走る事もあるけど。

リアルでは決して言わないけれど、今まで誰かに聞いて欲しかった娘の終末期の言葉を思い出して、噛み締めて走る。

自分の気が済むまで、娘の思い出話を語りながら走る。

👵「さーちゃんを失った悲しみを乗り越えてください。」

戦中戦後を生き抜いた強い世代の母からのLINEが重くのしかかっていたけれど


悲しみを乗り越えるって何?
どんな状態?

直接、母には言わないけれど
娘を亡くして心にぽっかり空いた穴は埋まらない。
娘の死を乗り越える事も出来ない。

だけど、一生懸命に家族のために生きています。

それで良いでしょう?お母さん。

脈拍133の辛い状態でも娘は強かった
👩「最後までがんばる!」

亡くなる数時間前

顔はテーブルにうつ伏せたまま頭を起こす体力が無いほど弱っていたのに

👩「あとは病気だけ・・・

 病気だけがんばって治すね。」

弟にそう言って手を挙げた。


次男は「もうじゅうぶんがんばっているよ。」と頭を起こす事が出来ない姉の挙げた手を握りしめていた。


本当に強い娘。

一月から自宅に居ると泣く時間が増えて

「このままじゃダメになる」と思って、野外ウォーキングから始めたけど。


何かに本気で向き合うと、自然とがんばっていた娘を思い出す。

娘との思い出の場所は避ける事が出来ても、自分の感情から逃げる事は出来ない。

一日一日を大切に有意義に過ごす事。

誰にでも誠実に向き合う事。

娘の強さを見習って生きようと思います。

先ずは5キロマラソン完走を目標にがんばる🏃‍♀️💨💨💨