活字とジャズとお酒に浸っていた
学生時代はもう遠く
仕事や家事では得意なマルチタスクも、
本を読む時や曲を聴く時は別
それらは集中して向き合いたい
でも、そういう時間は
普段なかなかとれない
若い時分、独身の頃とは優先順位も随分変わって、
今の私は子どもと家庭と僅かながらの奉仕活動、
そして仕事が主軸だ
でも、今日みたいな
雨が近い日曜日の午後
そして病み上がり
いつもより抑制された状況は贅沢な強制力となり、
心を読書と音楽に向かわせる
数え切れないほど聞いた
あの声に心酔しながら本を開く
久しぶりに、じっくりと……