願かけをしたいので、108個の石でつくってください。
という初めてのオーダー内容でした。
108個の石に、一つずつ願をかけていく。
その願い事は自分の内だけに秘めておく。
初耳

石はビーズと違って、重さがあります。
小さい石でつくれば、それほど重くなくても
目的が願かけなので、ある程度大きさがほしい・・・
結果、3種類の大きさを組み合わせできたものは、
なんともマジカルなネックレス。
というか マジカル という軽やかなものではなく
印象的にはもっと重厚で 呪術的 という言葉の方がしっくりきます。

黒い石はオニキスではなくブラックスピネル。
とてもパワフルな石です。
お客様の願いの強さ、真剣さがにじみ出ています。
「早速願い事が叶いました!」
という嬉しいご連絡をいただき、一緒に喜びましたが
一方で、そうでしょうとも!と、当然の自然な成り行きと
受けとめているわたしも。
その後、石がはじけたので、お作り直しをして
お届けしました。
願いを叶えるのは、石ではなく人。
石は願いを叶えようとする人の状態を整え、助けるもの。
人は、真剣に頑張る人を助けたくなるものですが、石もまた同じ。
すべての願いが叶うとは思いませんが、
必要な願いなら叶うと思っています。
願いが叶わなくても、だから無駄ということはなく、
思っていた結果と違うギフトを受け取っているのだと思います。
ついつい結果を求めてしまうけど、
結果へと向かう過程こそが、“成長”という一番のギフトで、
それが“生きる目的”なんだろうなぁ。
お墓に持っていけたり、あの世に持っていけたりするのは、
“経験”だけだから。
あなたが、あなたの“願い”から、あなたへの“ギフト”を
しっかり受け取ることができますように
