リアルチャイナに晒されて・・・
フライングV片手にBAOの後ろについて行くMr.Samm。BAOはややシャイな男であり我々を先導するようにスタスタと前を行くが途中でMr.Sammの右手に気付いてVを持ってあげています。リウもBAOも本当にジェントルマンでこのツアー中男として見習うべき部分が沢山ありましました。。その間私TERUはというと「お!これはキャバクラか?!いや写真スタジオか何かだろうか・・・」などとウキウキしてみたり、駅近くの売店に並んでいた怪しい絵本をバシバシ撮ってみたり、二人の紳士ぶりをよそに一人はしゃぎ倒しておりました・・・しかしこれらはちゃんと許可取って出版しているかもしれませんが、北京の売店で中国語がデカデカと印刷されて売られているのを見るとやっぱり怪しく見えてしまいます。。この辺りはKINGRANDホテル周辺の荒涼感とは違いショッピングセンターや大きな病院もあってだいぶ首都っぽい雰囲気の街並みでした。そういったビル街の中にあってゴミ処理施設が露骨に出現する辺りに日本との違いを感じさせられます。三輪バイクの荷台にゴミ袋をてんこ盛りにして運ぶという物凄く原始的な回収方法ですが、なかなか厳そうな仕事であります。。Samm「ペルーやコロンビアで山肌に張り付いて暮らす人らは山から下りることが出来ないんやって。ここで働いとる人たちも農村から出てきてこういう仕事やらざるを得ない人とかもおるんやろうけど、まあどこ行っても格差とか差別はあるんやろな。。ちゅうか共産主義で格差あったらアカンがな、、どないなってんねん・・・あっ、ちゅうかは「て言うか」ってことであって「中華料理」のちゅうかとちゃうからね。はははっ!!」時折炸裂するMr.Sammワールドの真骨頂にややたじろぎつつも私TERUはその濃すぎる一言一言が発されるたびに思考の渦へと巻き込まれるのでありました。。。中国街ブラ×Mr.Sammの組み合わせは強烈です・・・ちなみに自分はあまり記憶にないのですが、Sammさん曰くこのゴミてんこ盛りバイクが通った後はとんでもない激臭が漂うとのこと。。。我々はどうやら地下鉄に乗るようです。改札を通る時にいちいち荷物を金属探知機に通さなくてはならないのですが、BAOがリュックに入れていたMAGNESIUMのBuried Aliveデモカセットをすかさず取り出していました。テープがX線で劣化してしまうとのことでしたが、BAOくん今調べてみたら磁気テープには特に影響はないってよ!そんなULTRAダイハードメタルヘッズBAOが満面の笑みでダブルハンドメロイックサインをキメています。後ろに女帝がチラっと写っていますが、ほとんど隠れてくれてるのでモザイクかける手間が省けてよろしい!!駅構内はガラスのホームドアが南北線辺りを彷彿させる東京メトロ感漂う雰囲気。早くも日本がなつかしい。。黙って電車に揺られていると、なにやら向こうから物哀しげな音楽がこちらに近ずいてくる・・・Samm「物乞いやな・・・昔は日本にもよく居ったんやで。」両腕の無いおじいさんがまだ小学生低学年程度と思しき女の子に募金箱とラジカセを持たせて我々の前をゆっくり通り過ぎる・・・物乞いにはツアー中たびたび遭遇しました。さすがにカメラは向けませんでしたが、中国の生々しい一面を目の当たりにさせられました。乗換電車の到着を待つTeam MAGNESIUM。Photo by Mr.BAO.乗換を一度挟みつつどうやら目的の駅に到着した様子。順当にいくとこの後はリハーサルのはずだが・・・やっぱりどこに行くかは聞いちゃいけない空気なので黙ってBAOについて行くことにしました(笑)Carl「Are you Mamada?! Nice to meet you!!」Zhang「I'm a bassist in this China tour.」いよいよ目の前に姿を現すMAGNESIUM in China 2016のバンドメンバーの二人・・・我々の運命やいかに?!!To be continued...TERU本日のニュオブム~Today's N.W.O.B.H.M~DIAMOND HEAD/Helpless