仕事が、怒涛の如く忙しいです
正社員2人分+パート1人分の仕事は、やっぱり大変で、
元々それほどさばける方でもないので、やってもやっても
終わりません
そんな中、なんと…
もっと大きな問題が立ちはだかってしまいました
うちの施設は、食形態が極端に少なく、常食→常食の荒きざみ
→常食のきざみしか、ありません
それは、出来るだけ家庭に近い食事の提供を…という施設の
方針でもあるのですが、これ以外の食形態が必要な方が
入所してきたのです
これまでも、ペースト食などは、常食をミキサーにかけて
対応してきましたが、この方はゼリー食で、このペースト状の
ものに、何を使って、どのようなレベルのゼリーに仕上げるか
という判定がとても、難しいのです
さらに、作り慣れていないため、技術力も低く、指導するべき
立場にある私も、勉強不足で…
本人様の様子を見る限り、食欲はあり、咀嚼まではどうにか
出来るのですが、嚥下がほとんど出来ていないような…
機能的問題で嚥下が出来ないようにも見えるのですが、
これまでいた病院ではある程度のレベルの食事摂取は
出来ていたということなので、こちらが用意した食事の
形態に問題があるのでしょうか…
これまで食べていたゼリー食を作っていたのと同じ
とろみ剤を使って食材をゼリー状にするのですが、
とろみ剤を使うと、ベタつきが多く、口腔内にくっついて、
より飲み込みにくいような…
そこで、今度は市販の嚥下困難な方用のゼリーを使って、
色々なかたさや凝固剤のものを提供し、どれなら食べられるのか
試させていただくのですが、市販のゼリーすらうまく嚥下
出来なくなってしまいました
うちの施設のゼリー食がうまく食べられないのはこちらの
調理に問題があるのでしょうが、市販のゼリーはこれまで
食べられていたものとそれほど違わないものなので、
それすら、難しいとなると、こちらもどうしてよいかわかりません…
頼みの綱の、これまでいた病院に連絡を取り、
使っていたゼリーなどは全く同じものを用意するようにしましたが、
これまでの食事摂取状況を聞くと、
「全介助ですが、ほぼ全量摂取でした
」
なんて、言われてしまい、かなり凹みました
環境の変化も関係するのかもしれませんが、入所されて数日、
ほとんど食事が胃まで届いていない状況なので、かなり
心配です
その上、この方は食欲があり、失語症ですが、意思の疎通が
出来るのです
これまでの食事が入らない方は食欲不振で、無理に食べさせる
のが可哀想な時もあり、このストレスから解放されるのなら、
胃ろう増設もある意味、本人様のためかと思えたのですが…
この方の場合、食べたい意思があり、これを食べさせてほしいと
食事を指さしたり、「美味しいですか
」と聞くとうなずいて下さったり
するのです
それなのに、飲み込めず、
「お腹がすいていますか
」と聞けば頷き、ゼリー食ややわらかい
果物等を、自分で口の中に詰め込んだりされるので、その食べたい
という姿勢がとても切なく、どうにかしなければ…と、
自分の力不足がつらくて仕方ありません
STや介護職員と相談したり、考え付く様々な方法を試して
みるのですが、このままの状況では、胃ろう増設という指示が
出てしまいそうです
事務系の仕事も溜まりますが、この方のことが頭を離れない
今日この頃です
もっと日常業務を素早く終わらせて、自分自身のレベルアップを
しなければ…と強く感じます
明日出勤したら、ちょっとでもその方の状況がよくなっています
ように
あなたのために出来ることを、一生懸命考えていますから
まずは、足もとから
明日、食事状況を見に行けるよう、これから持ち帰りの事務仕事を
頑張ります